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三条市が3月定例会の提出議案概要説明会、三条市文化振興基金条例の制定や第一中学校区小中一体校建設事業用地の土地取得など (2010.2.24)
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三条市は24日、3月定例会の提出議案概要説明会を開き、平成22年度一般会計予算をはじめ、市民文化会館建設基金の有効活用のためとする三条市文化振興基金条例の制定、第一中学校区小中一体校建設事業用地のための土地の取得についてなど32件の概要を説明した。
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24日開かれた3月定例会の提出議案概要説明会
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3月定例会は3月3日招集。提出議案は平成22年度の一般会計と特別会計の予算9件、平成21年度の一般会計と特別会計の補正予算3件、辺地総合整備計画の策定1件、条例の制定や一部改正、廃止、変更など13件、規約の変更3件、市道路線の認定1件、土地の取得2件の計32件。
平成22年度の予算は19日に説明したので省略。平成21年度の一般会計補正予算は歳入歳出とも1,222,038,000円で、補正後の予算規模は54,527,332,000円。
同補正予算では、保内保育所子育て支援センター建設工事などの「子育て支援センター整備事業」(61,859,000円)、総合運動公園多目的広場へのサッカー場・ソフトボール場新設事業や栄中学校グラウンド照明設備事業などの「社会体育施設整備事業」(83,000,000円)などを説明した。
条例の制定では、「三条市市民文化会館建設基金」を市民の文化振興の推進に有効活用することができるようにするための「三条市文化振興基金条例」の制定。同基金は、平成20年度末で7,278万円余りで、平成22年度予算では東公民館のグランドピアノや展示パネル購入費、美術鑑賞ツアーなどで531万円余りを予算化しており、同基金を活用することにしている。
同基金は昭和48年に旧三条市で創設。翌年、市が6,000万円を積み立てたあとも積立を行い、昭和56年に中央公民館建設に伴い6,000万円を取り崩している。文化会館建設を望む市民からの寄付も積み立てており、これまでに21個人・団体から51件595万円余りの寄付があった。
説明会終了後の記者会見で国定市長は、同基金の有効活用についての質問に答えた。今の経済情勢や財政状況を考えると、今の金額では建設はできず、車社会で近隣市外と同規模の会館を建設し、メンテナンスがしていくのは事実上、困難な状況との考えを示した。
一方でこれから先、(基金を)塩漬けしたままでいいのかとの考えもあり、文化振興をとの思いをくみ取り、基金を組み替えて日頃の文化芸術に充てられるようにしようというものと述べた。
また、文化会館建設については文化団体などからの要望書も受けていたが、そのつど建設は難しいとの見解を示してきたと話した。
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