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三条市・パルム1の処理と中央商店街が取り組む生鮮品中心に販売する「コンパクトストア」をワンパッケージに (2010.2.25)
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国定勇人三条市長は24日、3月定例会の議案概要説明会のあと開いた臨時記者会見で質問に答え、先に取り壊して売却の処理方針を示したパルム1の商業機能の維持について、中央商店街が取り組む生鮮品中心に販売する「コンパクトストア」の開店をパルム1処理とワンパッケージとの考えを示し、中心市街地での代替機能として期待した。
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会見する国定市長
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市の示したパルム1処理のスケジュールでは、2月を地権者と三条昭栄開発(株)との売買契約締結としており、「ほぼスケジュール通りに進んでいると思っている」と話したが、それ以外のことは「とりたてて今申し上げるところではない」と述べ、今後のまちづくりの方向性などで市民の注目も高い売却先についてや、いつ公表できるかなども同様とした。
また、4月末までとしているパルム1の営業終了に伴い、テナントのスーパーマーケットも退店することで、同地域から生鮮品を総合的に扱う店舗がなくなってしまう懸念には、中央商店街が国の認定を受けて取り組む商店街活性化事業計画のひとつの「コンパクトストア」の開設をワンパッケージとして考えているとした。平成22年度の「商店街活性化計画推進支援事業」として店舗の設備など同商店街の取り組みを支援し、「パルム1の営業終了後にスムーズにスライドできると思っている」と述べた。
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中央商店街でオープンを予定する生鮮品などを扱う店舗予定地
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「コンパクトストア」は、生鮮品を中心に扱う小規模なスーパーマーケットのような店舗を考えており、計画では中央商店街が空き店舗を活用した施設を用意し、営業は市内でスーパーマーケットを営業するマルセンに委託。店舗は北越銀行三条支店並びの空き店舗を予定している。
また、3月定例会で提出議案の「三条市パルムセンター条例の廃止」については、市が所有する約289平方メートルの広さの多目的スペース「パルムセンター」を4月末で廃止することによる条例で、場所はパルム2の2階とした。同センターは、これまで公民館などと同様に市の施設として市民にも貸し出していたが、月に数回となった利用者の減少や4月の東公民館の供用開始などから廃止することとした。担当課によると、5月から同所は市の普通財産となり、賃貸などでの活用も検討していくという。
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廃止となる三条パルムセンター(2階部分)
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会見ではほかに、3月13、14の2日間、NHK放送センター代々木公園ケヤキ通りで開催の「ふるさとの食 にっぽんの食」全国フェスティバルに「三条カレーラーメン」が出店することをはじめ、「まちを元気にする」をテーマに講演会を開催、あなたの「働きたい!」を応援します〜ワークサポート三条出張相談〜について話した。
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