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三条市3月定例会開会、国定市長が任期中で最後の施政方針演説 (2010.3.3)

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三条市議会3月定例会初日の3日、国定市長が施政方針演説を行い、1期4年の任期中最後となる平成22年度の施政方針を示した。

三条市の3月定例会初日、施政方針演説を行う国定市長

三条市の3月定例会初日、施政方針演説を行う国定市長

国定市長は初めに、「私たちの住むこの燕三条地域は、ものづくりのまち」で、円高とデフレにあえぐ見本経済の暗く長いトンネルはまだ続き、当地域も同様に依然として厳しい状況として、「引き続き、皆様の知恵を結集しつつアクセルを緩めることなく地場産業経営安定化対策を始めとする支援を継続し、なんとしてもこの苦境を皆様とともに乗り越えてまいりたい」。

さらに、来年度は「売れるものづくり支援事業」「売れるしくみづくり支援事業」を継続することとあわせ、新しく、現下の厳しい経済環境にあっても需要拡大が見込める成長産業分野に意欲を持って挑戦する企業に対する、国の支援と併せたトータルな支援を構築していくとした。

また、来年度で合併から6年目を迎え、そのことは新市建設計画や総合計画、経営戦略プログラムなどの市政の基本構想や基本戦略を定めた屋台骨とでもいうべき各種計画が折り返し地点とし、更新時期を迎える。

これまでの「芽出し」、「深化」、「根張り」の毎年のテーマで市民満足度の最大化に向けすすめてきた各種施策が成果をあげているかなど、これからの方針や施策を再設定すべき時機。来年度はこれからの三条市に必要なものをためらうことなくきちんと選択していく「果断の年」にと、あらためて示した。

続いて、「地域経済の再活性化」〜日本全体の牽引役を目指して〜、「子育て環境の充実〜子どもたちの笑い声が響くまちを目指して〜、「安心、快適な都市・住環境の整備」〜だれもが住みたくなるまちを目指して〜、「行政サービスの断行」〜住民サービスの向上を目指して〜、「バランスのとれたまちづくりの推進」〜一体感のある三条市を目指して〜、「防災対策の推進」〜安全・安心に暮らせるまちを目指して〜の6項目。

さらに「平成22年度予算案の概要」、「環境にやさしく安心して暮らせるまちづくり」、「快適な都市環境を実践できるまちづくり」、「豊かな心をはぐくむ、ふれあいと感動のあるまちづくり」、「時代の変化に対応できる産業を創出するまちづくり」、「健やかに暮らせるまちづくり」、「災害に強いまちづくり」「市民と行政のパートナーシップで築く明日のまち」の8項目の計14項目の方針を示し、45分近くの演説を締めくくった。