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EPAで来日した外国人で初めて看護師国家試験に合格、三条市内病院に勤務するインドネシアからの2人を同国公使が激励 (2010.4.15)
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インドネシアから経済連携協定(EPA)に基づいて来日し、三条市・三之町病院に勤務するヤレド・フェブリアン・フェルナンデスさん(26)とリア・アグスティナさん(26)の2人が3月に看護師国家試験に合格。14日、駐日インドネシア公使が同病院を訪れ、2人を激励した。
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左からヤレドさん、ロニー公使、国定市長、リアさん
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2人は平成20年8月にAOTS(海外技術者研修協会)を通じて来日。4カ月間の日本語の勉強などのあと、昨年2月から同病院に勤務している。
看護師国家試験や日本語の勉強をしながら看護助手として研修し、3月に国家試験を受験。EPAで来日した外国人は254人が受験し、その合格者3人のうちの2人で、同協定で来日した外国人受験者で初めての合格者ともなった。
午後1時半にインドネシア大使館のロニー・P・ユリアント駐日公使をはじめ、2人の受け入れ先のAOTSの金子和夫理事長など5人が同病院を訪れ、ヤレドさんとリアさん、同病院を運営する社会医療法人嵐陽会の山本賢理事長、鎌田健一三之町病院長、国定勇人三条市長などが出迎えた。
ロニー公使は、日本語での受験以外でも、専門用語や日本の法律なども必要な難しい試験合格を祝福するとともに、病院からのサポートに感謝のことばを述べた。今後、日本語など研修の時間を増やしたり、試験問題の漢字にふりがなをふってもらうなどを政府間で検討するなどして合格者増に期待した。
リアさんは「病院の皆さまのサポートでここまできました」、ヤレドさんは「もともとの夢がかなって、大きなうれしい」とそれぞれ滑らかな日本語で話し、「これから看護師としての仕事を頑張っていく」と笑顔だった。
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国定市長から三条産のニッパー型爪切りのプレゼントを受けて喜ぶヤレドさんとリアさん
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同席した国定三条市長から2人に、三条産のニッパー型爪切りをプレゼントし、2人の合格のニュースが全国紙やニュースなどで報じられ三条市を宣伝してくれたと感謝。2人が三条の地で頑張ってくれたからこうした縁ができたと話し、さらに三条を舞台にインドネシアと日本の関係の発展に期待した。
2人は、4月から同病院の脳神経外科病棟に配属され、新人看護師として看護の研修を受けている。
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