三条市女性が約300万円の被害を受けたことから振り込め詐欺未然防止を呼びかける緊急街頭広報活動 (2010.4.16)

14日に三条市内の80歳代女性がキャッシュカードをだまし取られ、約300万円の被害に遭ったことから翌15日、三条署などは市内スーパーマーケットで緊急街頭広報活動を行い、来店客に振り込め詐欺被害の未然防止を呼びかけた。

三条市のウオロク興野店で振り込め詐欺被害の未然防止を呼びかける緊急街頭広報活動

活動には、三条地区金融機関防犯連絡協議会、三条市、振り込め詐欺被害防止推進員、三条署の計18人が参加。「私はだまされない」のたすきをかけた県警マスコット「ひかるくん」と1月に振り込め詐欺被害防止推進員に任命された三条市環境マスコットキャラクターの「エコちゃんサンちゃん」も参加した。

三条署前で出発式

午後1時半に三条署前で出発式を行い、ウオロク興野店＝興野1＝の入口付近で来店客に「振り込め詐欺に気を付けてください」と振り込め詐欺防止のちらしとティッシュ手渡した。

来店客は「はいはい、三条に（被害が）あったもんね」、「新聞でみたよ、気をつけます」とちらしを受け取り、なかには「うちにも電話きたいね」という人も。振り込め詐欺被害防止推進員などは「おかしな電話があったら、警察に連絡してもらえるとありがたいです」と協力を求めていた。

三条署によると管内での振り込め詐欺被害は、昨年は4件で被害額は計約298万円。ことしは振り込め詐欺撲滅で発生0件を目標に取り組んでいたので14日の被害は残念で、これ以上、市民が被害に遭わないよう取り組みたいとしている。