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コメリ緑資金を得て一ノ木戸商店街「朝草会」がシバザクラを植栽したことを記念する石碑を建立 (2010.4.28)

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五十嵐川の一新橋から昭栄大橋間の右岸側の美化活動などを行う一ノ木戸商店街「朝草会」が五十嵐川水害復興河川改修事業として昨年、シバザクラを植栽したのを記念して石碑が建立され、28日に記念碑除幕式が行われた。

五十嵐川右岸に建立された植栽記念碑

五十嵐川右岸に建立された植栽記念碑

シバザクラの植栽は、一新橋下流の右岸側堤防斜面に幅6メートル、延長約315メートルに渡って昨年の春と秋の2回、「朝草会」を中心に市民が参加して合計22,000株を植栽した。

一ノ木戸商店街「朝草会」が植栽し、見事なピンクの帯をつくったシバザクラ

一ノ木戸商店街「朝草会」が植栽し、見事なピンクの帯をつくったシバザクラ

同事業は、花苗や資材一式などの事業費約300万円を(株)コメリの社会貢献事業「コメリ緑資金」が提供し、この事業を記念してさらに石碑も建立した。

紅白のひもを引いて除幕

紅白のひもを引いて除幕

捧コメリ緑資金会長

捧コメリ緑資金会長

一ノ木戸商店街「朝草会」の星野理事長

一ノ木戸商店街「朝草会」の星野理事長

除幕式は午前11時半から記念碑が立つ一新橋下流側、林町地内の右岸堤防道路で行われ、約100人が出席。シバザクラは開花し、見事なピンク色の帯を描いている。

神事のあと、捧賢一コメリ緑資金会長、国定勇人三条市長、一ノ木戸商店街「朝草会」の星野健司理事長らで紅白のひもを引いて石碑にかかった白布を取り、除幕した。

石碑は台座に乗った縦69センチ、横78センチ、幅40センチの鞍馬石。川を向く正面の碑文は、三条市名誉市民の漢学者、諸橋轍次博士の和歌「幾十多飛 夢に通ひし 故さとの 水はうるはし 山はうるはし 止軒」。下田地区の越後長野温泉「嵐渓荘」に贈られた和歌で、同旅館から諸橋博士自筆の書を借りて刻んだ。裏面は、捧会長の文などを刻む。

国定市長は、五十嵐川は三条市のシンボルで市内で完結する川であり、その上流域に住んだ諸橋博士の和歌を刻み、上流域から下流域まで一体となったすばらしい記念碑と完成を喜んだ。

捧会長は、同所は母校の市立一ノ木戸小学校時代に毎日のように泳いだ「懐かしい場所」と言い、自身の燃料や農業の仕事は「みんな出発は三条から」で、朝草会から美しい川を取り戻したいと話に喜んで参加させてもらったと、緑資金を拠出した思いや経緯を話した。

また、7・13水害では同社のホームセンターの四日町店なども160センチの水の中にどっぷりと入ったが、市民のおかげもあってすぐに復旧したと振り返った。

最後に星野理事長が、「石碑とシバザクラを大切に管理していく」と誓い、これから満開になるシバザクラを多くの市民に楽しんでほしいと述べた。