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1日午後6時20分ころ三条などで震度4を観測、三条では2007年・中越沖地震以来の強い地震 (2010.5.1)
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1日午後6時20分ころ、新潟県中越地方と下越地方で震度4を観測する地震があった。三条市では地震による被害はなかったようだが、震度4を観測したのは2007年7月の新潟県中越沖地震の余震以来の強い地震だった。
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震度4の地震で三条市役所に参集し、情報収集や市民からの問い合わせに対応する市職員
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震源地が新潟県中越地方で、マグニチュードは推定4.9。県央地域では震度4を三条市、加茂市、田上町で、震度3を燕市、弥彦村で観測した。
三条市のなかでも震度4を観測したのは、下田地区=荻堀=で、三条=西裏館=と栄=新堀=の観測所は震度3。市の午後8時過ぎの発表では、地震による市内での被害の報告はない。
市では、地震発生と同時に三条市震災対応マニュアルに従って職員が対応。震度4では警戒体制の1次配備で、防災担当職員と各施設の所管課長が登庁か各施設に行って被害状況などを確認するが、市役所には担当職員以外の一部職員も自主参集した。
市内の被害状況など情報収集を行い、市民や核施設からの連絡に対応した。市民からは「ガスが止まった」など電話での問い合わせがあったが、被害の連絡はなかった。
また、三条市消防本部では地震発生直後に防災行政無線で放送し、地震発生を知らせて注意を呼びかけた。内容は「午後6時20分ころ地震がありました。三条地区の震度は3、栄地区は震度3、下田地区は震度4でした。今後の地震情報に注意してください」と2回繰り返した。
また、県が午後9時半現在でまとめた被害状況によると、人的被害は加茂市で30代女性1人が転んで頭を打つ軽いけがをし、物的被害は見附市新町の店舗1棟で窓ガラス数枚が破損した。
交通では、JR磐越西線、越後線、信越本線、弥彦線の上下線に遅れが出た。公共土木施設被害の報告はない。
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