|
15日宵宮、16日本祭の燕市・戸隠神社の春季祭礼にむけて万灯組の練習に熱気 (2010.5.13)
|
|
|
|
15日の宵宮から16日に行われる燕市・戸隠神社の春季祭礼を前に、祭を盛り上げる万灯を引く万灯組の練習が行われている。
|
戸隠神社の春季祭礼にむけた万灯組の練習
|
春季祭礼で人気を集めるのが、万灯と女の子の踊り子。万灯の台車は、縦横約3.8×2.2メートル、高さ1.5メートル。車輪があり、中央に立つ主柱は高さ約5メートルにもなる。
主柱のてっぺんから「はな」と呼ばれる5色の和紙で飾った数十本の割りタケをシダレザクラのように垂らす。
踊り子は、小学生の女の子で、髪を結い上げて、白塗りで目元と唇に紅を差し、各万灯組の白地のゆかたで、片袖をはずしてじゅばんをみせ、組の若い衆「若連中」が威勢よく歌う伊勢音頭と木遣(きやり)音頭にあわせて踊る。
約200年前に始まったとされる現在の宮町と仲町の「木場小路万灯組」、それより少し後につくられ中央通り1、2、3の「横町万灯組」の2つの組と万灯があり、それぞれで運営の仕方や用語、万灯も多少違いがあり、両者それぞれの持ち味がある。いずれも本番に向けて万灯の準備や歌や踊りの練習にと追われている。
「木場小路万灯組」では、「お玉さん」と呼ばれる踊り子の小学生の女の子12人や、万灯の上で踊る「ひょっとこ」と呼ばれる男の子4人は4月初めから練習を開始した。
祭りまで1週間を切った9日からは毎晩、歌や囃子(はやし)の練習、万灯の準備をする若連中なども合わせた全体練習を行っている。冷え込んだ12日夜も、午後7時半に戸隠神社境内の集会所に子どもからおとなまで50人以上が集まった。
太鼓や笛と若連中の歌にあわせ、赤やピンクの浴衣を着た「お玉さん」をはじめ、子どもたちが踊りの練習に何度も繰り返した。笛や太鼓の音は神社前の宮町商店街にも響き、「これが始まると祭り気分」と近所の人も練習をのぞいていた。
|