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三条まつりの大名行列は土曜で好天にも恵まれて昨年を上回る55,000人の人出で大盛況 (2010.5.16)
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三条まつりは15日、青空の広がる好天に恵まれてハイライトの大名行列と舞い込みを行い、昨年より5,000人多い55,000人(三条市発表)の人出でにぎわった。
この日の最高気温は15.0度(三条市消防本部観測)のさわやかな陽気のなか、大名行列は午後1時前に八幡宮を出発。先供(やっこ)を先頭に、傘鉾、道祖神(てんぐ)、鷹匠や弓持ちの子どもたち、三条祭り若衆会、神職、囃子方など総勢約400人の行列が、大通りを進んだ。
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大通りを進む天狗
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土曜日で好天にも恵まれ、紅白幕が下がる沿道の両側には大勢の見物客が訪れ、場所によっては3重や4重になっているところもあり、人垣で行列が見えないところもあった。
2人1組の先供が道具を投げて受け渡すと、歓声と拍手がわいた。三ノ町病院付近では、緋色の着物に鳥兜(とりかぶと)をかぶり、高さ約60センチの一本歯の高下駄を履いた道祖神が見えると見物客が一斉にカメラやビデオカメラを向けていた。
初めて行列を見た三条市西本成寺、小皆愛ちゃん(4つ)は、まつりのポスターの天狗を怖がっていたが実物を前にしたときには「天狗さ〜ん」とかわいい声援を送り、「怖くなかったよ」と笑顔だった。
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八幡宮境内で舞い込み
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また、行列を見ていた30歳代の女性は子どもの時以来と話し「じっくり見るとおもしろいものですね」。仕事が休みだったので初めて来たと話す親子連れなど、久しぶりの穏やかな暖かさと土曜だったことが見物客の増加につながったようだ。
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拝殿へ勢いよく駆けあがる神輿
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八幡宮での舞い込みも、午後5時の開始前から半天を着た子どもを肩車した親子と見物客であふれた。行列を終えて八幡宮に戻ってきた先供、天狗、御神馬(ごじんめ)が拝殿に入ったあと、2基の神輿、太鼓のそれぞれに続いて肩車の親子が境内を3周。神輿を拝殿に入れまいとする若者と納めようとする担ぎ手との迫力がぶつかりあった。
夕日が照らし黄金色に輝く神輿が拝殿に納まると、祭関係者や見物客から歓声や拍手が起こった。それに続いて親子が吸い込まれるように拝殿に入り、子どもの無病息災を祈った。
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