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燕市吉田ふれあい広場前の田んぼで燕新保地区田んぼアートの田植え、秋には稲穂で「天上大風」を描く (20105.17)
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燕市景観作物推進協議会は15日、燕市吉田ふれあい広場前の田んぼで燕新保地区田んぼアートを行い、約250人が参加して収穫のころには田んぼをカンバスに「天上大風」の凧の絵などを描く田植えを行った。
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15日行われた燕市景観作物推進協議会による燕新保地区田んぼアートの田植え
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カンバスは弥彦山を背景にした燕市吉田ふれあい広場西側の水田で広さは40アール。デザインは越後の禅僧、良寛が燕橋のたもとで子どもたちにせがまれて書いたという「天上大風」の文字の凧と、一新太助の絵の凧などに「かがやくまち つばめ」の文字を加えたもの。古代米の黄稲や紫稲、観賞用の白稲、緑色のコシヒカリ(つくばSD)の4種類の色の違うイネを使って描く。
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稲穂で描く田んぼアートのデザイン
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同地区の田んぼアートは4年目。最初の2回は吉田北小学校前の田んぼで行っていたが、昨年、同広場が国体のアーチェリー競技会場となったのをきっかけに会場を同所に移した。以前の小学校前では難しかった見学台の設置や駐車スペースの確保もできることから、ことしも同じ田んぼにした。
この日は子どもからお年寄りまで約250が参加。午前9時から開会式を行い、はだしや長靴で田んぼに入り、10時ころには田植えを終わった。同協議会は前日までに測量ポイントに2,500本余りのよしずを田んぼに刺してビニールテープで結び、田植えする品種の境界を描いておいた。参加者はその指示に従って指定された色の苗を次々と植えた。
晴れたものの、田んぼの水は冷たく、肌寒さかったが、参加者は泥んこになって田植えに熱中。吉田北小学校2年生の女の子3人は、今回が2回目の参加。「きょうも楽しかった」、「田んぼの中はちょっとぬるかったよ」、「寒くて、手が動かない」とそれぞれ田植えの感触を楽しんでいた。
イネは成長につれて図柄が見えてきて、7月末ころに見ごろを迎え10月初めに稲刈りのイベントをする計画だ。7月には田んぼアートを楽しめる見学台を設置する。また、イネの成長と田んぼアートの完成度は市のホームページに掲載する。
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