|
燕三条プライドプロジェクトが国の文化財の燕市・玉川堂店舗を会場に一夜限りのレストランをオープン (2010.6.4)
|
|
|
|
燕三条プライドプロジェクトは2日夜、国の登録有形文化財の(株)玉川堂の店舗=燕市中央通り=を会場に、1夜限りのレストラン「レストラン・テ・玉川堂」を開き、食材やカトラリーなどオール燕三条のぜいたくな空間で客をもてなした。
|
燕三条プライドプロジェクトが企画した1日限りのレストラン「レストラン・テ・玉川堂」
|
玉川堂の「茶の間」がレストランに衣替え。テーブルには国内外の高級レストランでも使用されている「燕(えん)ブランド」の赤と黒の漆塗りのサービングプレートやカトラリー、無形文化財の技術が凝縮された玉川堂のプレートや器、ナプキンリングなどをセットした。
|
地元の食材をふんだんに利用した料理
|
食材は魚介などを除き、同プロジェクトのメンバーが生産したトマトやコマツナ、アスパラガスなどの野菜や地元のイチゴ「越後姫」と豚肉など燕三条産。料理は新潟市で人気のケータリング(出張料理)も手がけるリトモグループ代表の熊倉誠之助さんが腕を振るった。
|
シェフはリトモグループ代表の熊倉誠之助さん
|
今回は試験的な営業で、参加者は同プロジェクト内に呼びかけて10人限定で募集。午後6時半にオープンし、築100年余の建物のレストランでは、戸を開け放ってライティングされた庭の緑を眺める環境。ジャズのBGMが流れるさわやかな異空間に会話もはずみ、次々と運ばれる料理を味わった。
参加した女性は、「感激です。空気自体があうのでは」と、建物、食材、食器、道具、人など、地元のものを地元で味わえる「オール燕三条」のコラボレーションに大満足だった。
この日のレストラン営業は、三条市と燕市が一体化した地域ブランド「燕三条ブランド」の確立に取り組むプロジェクトの一環で、「シェフリクルート」(明道章一プロジェクトリーダー)が担当。今後は同プロジェクト内の「まちあるきプロジェクト」とタイアップするなどして事業化していく考えだ。同事業の問い合わせは、企画を担当する三条市須頃2、(株)晴屋(電話:0256-34-1881)へ。
|