三条市内に農産物直売所「農果の郷」がオープン (2010.6.12)

果樹やコメを生産する志田ファーム＝三条市井戸場＝は11日、三条市興野2地内の第1産業道路沿いに17軒の生産者が野菜や加工品など農産物を出店する直売所「農果の郷（のうかのさと）」＝志田洋一代表＝をオープンした。

11日オープンした農産物直売所「農果の郷」

川商第2ビルの1階に店舗を構える。オープン初日の11日、店内には生産者の顔写真と生産品目を掲示。コンテナに並んだ野菜や加工品などの値段は、現在は1袋100円から200円程度の買い求めやすい値段。菓子の「豆天」も1袋200円で、塩味やチリ味などオリジナルの味も豊富だ。

午前10時の開店前から10人ほどが並び、オープンと同時に店内へ。ホウレンソウやキュウリ、スナップエンドウ、ハクサイ、ジャガイモ、ダイコンなど新鮮な野菜を手にとっては次々とかごに入れ、トマトはあっという間に売り切れる盛況ぶりだった。

店内には生産者の顔写真と取扱品目を掲示

取り扱いは、朝採りの季節の野菜や果樹をはじめコメなどの農産物、漬物やみそ、米粉などの加工品、花、茶、菓子、布草履など。営業は6月は月、水、金の週3日だが、果樹も加わる7月からは営業日を増やす。営業時間は午前10時から午後6時まで。

出店者は三条、新潟、加茂、田上の17軒。同ファームでは数年前から直売所をオープンしたいと検討してきた。自社ではコメと果樹だけだが、野菜や加工品など販売品目を増やして地域の人に喜んでもらおうと、知人の生産者にも参加を呼びかけて直売所のオープンを実現させた。

農産物などを出品する生産者

志田代表は「新鮮なものを自信をもって売っていきたい」と来店を呼びかけている。川商第2ビルは国道289号、通称第1産業道路を三条市街地方面から下田方面へ向かい、左手のスーパーマルセン三条店のすぐ先。道路をはさんで斜め向かいにある共同駐車場を利用できる。