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三条市・新しいごみ処理施設建設工事の安全祈願祭、公害防止システムを備え、余熱を利用した発電も (2010.6.21)
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三条市の三大プロジェクトのひとつ、新しいごみ処理施設建設工事の安全祈願祭が19日、三条市福島新田地内の建設予定地で行われ、平成24年6月の無事竣工を祈願した。
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19日行われた三条市の新ごみ処理施設建設工事の安全祈願祭
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工事名は三条市新ごみ処理施設整備・運営事業建設工事で、ごみ処理センターの並びに建設する。施工管理は国際航業(株)、設計・施工者は三菱・本間・石月建設共同企業体。敷地面積は17,520平方メートル、延床面積12,535平方メートル、建築面積5,939.78平方メートル。構造は鉄骨鉄筋コンクリート造で地上5階、地下1階。
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建設地隣りには今のごみ処理施設
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処理方式は「流動床式ガス化熔解方式」で、処理能力は1日160トン。現在は2機合わせて234トンなので、その7割にとどまるが、市は20%のごみの減量化に取り組み、平成21年度に目標を達成。さらに、新施設では、最新鋭の公害防止システムや余熱を利用した発電も行う。
事業手法は、公共が資金調達を負担し、設計、建設、運営を民間に委託するDBO方式で、約20年間の運営まで一体で発注した。事業費総額は約88億8,510万円。
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建設予定地にテントを張って安全祈願祭
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安全祈願祭は請負業者が主催して建設予定地で開き、市、地元選出県議、市議、地元の福島新田と猪子場新田の自治会長など地元関係者、高橋一夫前市長、佐藤和夫前副市長、施工業者など約60人が参列し、三条八幡宮宮司が神事を行った。
国定市長はあいさつで、現在の第1ごみ焼却施設は昭和48年、第2ごみ焼却施設は同56年の供用開始で老朽化が著しく、平成10年に建設準備室を設置、同12年に地元協議を開始し、その後は新市建設計画事業で三大事業のひとつとに位置づけて計画を進めてきた経緯を紹介。ようやく安全祈願祭を迎えて「誠に喜びに絶えない」と関係者や地元の理解に感謝し、工事関係者には「三条市民が誇れるような施設の建設を」と願った。
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