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三条市立裏館小学校の校舎建て替えを前に同校ソフトボールクラブOBが38年ぶりに母校でソフトボールに汗 (2010.6.21)
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三条市立裏館小学校の校舎は来年度、耐震化のために建て替えが計画されており、母校が姿を変える前にと、50歳になった同校ソフトボールクラブOBが20日、卒業から38年ぶりに母校のグラウンドでソフトボールで思い切り体を動かした。
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卒業から38年ぶりに三条市裏館小ソフトボールクラブOBが母校でソフトボール
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昭和47年(1972)に6年生だった、同校ソフトクラブが市内大会で初優勝したときのメンバーに声をかけ、13人が参加した。ほとんどが50歳で、東京から参加した人も。すでに同校にソフトボールクラブはなく、三条小学校の三小PTAソフトボール部に道具などを借り、対戦相手にもなってもらった。
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裏小ソフトボールクラブOBと対戦した三小PTAソフトボールクラブで記念写真
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ソフトボールクラブOBは、この日のために新調したペパーミントグリーンのポロシャツがユニホーム。中学校は第二中と第三中に分かれて進学したので、小学校卒業以来38年ぶりの再会もあり、「今まですれ違っても、わからねかったな」と話していたが、外見は変化しても名前を呼び合ううちに、すっかり少年時代に友だちに戻っていた。
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小学校6年生当時の裏小ソフトボールクラブの写真
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最初はぎこちなかったが、しだいに勘を取り戻し、快音が響くとベンチからは「昔とったきねづか!小学校んときより上手らて」との声援。「投げ方や空振りの動きに面影があるね」と小学生時代のイメージを重ねた。
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建て替えで姿を消す校舎と形を変えるグラウンド
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スライディングプレーには「けがすんなよー」と冷やかし、守ればボールが来ると「あ〜、前に出らんね」とがっかり。ベンチに戻るとほっとして「打っても走っても疲れるし、球が飛んでくるとどきどきするて」。「あしたはいいけど、あさってとか、やのあさってが…」と筋肉痛を心配していた。
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スコアはグラウンドの土の上に
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スコアは土に書き、結果は5回で3対18の大敗に終わったが、目的は楽しんで懐かしい校舎、グラウンドのある風景を脳裏に焼き付けること。「てんてん野球やポートボールだったら負けないんだけど」と負けん気は相変わらずで、笑顔が絶えず、ゲームのあとは三条ロイヤルホテルに同窓会を開いて旧交を温めた。
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