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三条飲食店組合カレーラーメン部会が三条カレーラーメンの「食べ歩きマップ第二章」を作成、全店制覇で特典の付くスタンプラリーも (2010.6.24)
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三条飲食店組合のカレーラーメン部会(阿部圭作部会長・31店)は、このほど31杯の個性あふれる「三条カレーラーメン」を掲載した「食べ歩きマップ第二章」を作成。掲載したすべてのカレーラーメンを食べて全店制覇すると特典を獲得できるスタンプラリーの台紙も付いている。
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三条飲食店組合のカレーラーメン部会が作成した三条カレーラーメンの「食べ歩きマップ第二章」
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カレーラーメンの発祥の地とされる三条市。地元では「三条カレーラーメン」としてマップ作成や各地のイベント参加といったさまざまな仕掛けに取り組み、マスメディアに取り上げれて注目を集めている。
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「カレーラーメンマスターへの道〜スタンプラリー」の台紙
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食べ歩きマップは、三条カレーラーメンの情報発信ツールのひとつ。昨年8月に20店舗が参加して初めて作成。15,000部を発行したが、それでは足りず、ことし1月にも7,000部を増刷した。
その人気を受けて今回、第二章を作成した。掲載店は11店増えて31店に。マップのサイズは前回のA4判サイズから2倍のA2判サイズに大きくした。両面カラー印刷で、31店の地図、カレーラーメンの写真とメニュー名、値段、麺の太さ、主な具、カレースープスタイルやカレーかけスタイルなどの基本データを掲載する。
さらに、今回は「カレーラーメンマスターへの道〜スタンプラリー」と題して、各店でカレーラーメンを食べてスタンプを集めるスタンプラリーを開催。スタンプを押す台紙も掲載し、各店で1個で31個のスタンプすべてを集めた人に「カレーラーメンマスター」の認定証を交付。認定証発行から6カ月間、各店でカレーラーメン1杯100円引きなどの特典が受けられる。
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三条飲食店組合のカレーラーメン部会の阿部部会長
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阿部部会長は、第2章の作成にあたって第1章の反省を踏まえてゼロから検討したという。マップの効果は参加店によってばらつきが大きく、駐車場のない店にはマップを見た人の来店が少なかったため、すべての掲載店ののれんを一度でもくぐってもらい、マップ効果の格差を小さくしようとスタンプラリーを企画した。
カレーラーメン発祥の秘密や歴史、三条市の「あるある」なども掲載した。カレーラーメンを食べて終わる一過性のものとせず、カレーラーメンにまつわる物語や背景、三条の町を知ってもらおうという趣向。阿部会長は、「地域のブランドの土台をしっかりつくりたかった」、「三条らしさをセットで情報発信したかった」と言う。
第1章のマップ作成のときは、阿部会長が全店舗を回って写真撮影し、紹介文の内容もアドバイスした。同時にそれぞれの店の味を初めて味わい、三条カレーラーメンの奥深さやパワー、可能性をあらためて感じた。店主たちの熱い思いにも耳を傾け、各店との横のつながりも生まれた。
昨年からは土、日曜は県外からの来店し、カレーラーメンを注文する客が増えた言う。今回の第二章が情報発信ツールとしての価値を高め、三条の人にもあらためて自分の町を深く知るツールになり、町も人も元気になることを願う。
市内の循環バスがカレーラーメン提供店を回る「カレーラーメン巡回バス」運行のアイデアもあり、行政の支援にも期待している。
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