|
空洞化する商店街の救世主にと三条中央商店街に生鮮品を扱う「コンパクトストア まごころ」オープン (2010.6.26)
|
|
|
|
三条中央商店街振興組合(外山衛資理事長)が国の認定を受けて取り組む商店街活性化事業計画のひとつで、生鮮品を中心に扱う「コンパクトストア まごころ」が26日、同商店街=本町4=にオープンした。
|
三条中央商店街にオープンした「コンパクトストア まごころ」のテープカット
|
コンパクトストアは、生鮮品を中心に扱う小規模なスーパーマーケットのような店舗。中央商店街で食品を扱う店舗が減って中心市街地に住む市民が不便になったため、北越銀行三条支店隣の空き店舗を活用して開店。営業は市内でスーパーを営業する(有)マルセンに委託した。
|
三条中央商店街振興組合の外山理事長
|
|
「コンパクトストア まごころ」の名付け親と鳴った田中君
|
|
100人が並んでいっせいにテープカット
|
オープン初日のこの日は、午前9時半から同店前でオープニングセレモニーを行ってオープンを祝った。国定勇人市長や市議、商工会議所、市民などのなどの来賓、市民など大勢が参加した。
同組合の外山理事長はあいさつで、昔は町でいちばん住みやすかった中心地が、高齢化が進み、店が減って逆に住みにくくなったことを憂い、「わたしたち商人(あきんど)は、店をつくって恩返しすべきと考えた」と開設の経緯にふれ、「今は植木を植えたばかり、根付かせて葉を茂らせるには、市民の皆さまの協力が必要」。委託を受けた(有)マルセンの太田雅明社長は「真心を込めて頑張ります」とあいさつした。
また、公募した店名の表彰を行い、店名に決まった「まごころ」を応募した三条市本町、小学校6年生田中悠聖君(11)に賞品として1万円分のコンパクトストア商品券を国定市長が手渡した。田中君は、「おばあちゃんと考えました。この店に来て、思いやりや感謝の気持ちを忘れずに、みんなが楽しく買い物ができれば」との思いを込めたと言い、賞品は、「家族のみんなでいろいろ使いたい」と話した。
|
さっそく買い物をする国定市長
|
続いて、地元三条小学校の児童などにも参加してもらい、約130人で100mの長さのテープカットを行って開店。さっそく買い物した八幡町に住む82歳の女性は、「案外、品数もつまっていて、都合がいいですね」と言い、買い物に使っていたパルムのスーパーが6月で閉店すると知って不安だったが、それよりも近くで買い物できることになり、「散歩がてらに、毎日来たいです」と歓迎していた。
|
開店と同時に来店客でにぎわう
|
太田社長は、高齢者の多い地域のニーズにあわせた営業をしたいと言う。すでにポップの文字を大きく見やすくしたり、個食パックを増やしたりと工夫している。営業時間は午前9時半から午後7時半まで、定休日はない。取扱商品は、青果、精肉、鮮魚、日配品、冷凍食品など、駐車場はない。
関連リンク
|