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三条署管内で新潟県警察嘱託警察犬審査会に合格したシェパード2頭と指導者に警察犬の嘱託書 (2010.6.30)
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三条署(富岡克隆署長)は30日、ことしの新潟県警察嘱託警察犬審査会で合格した管内のシェパード犬2頭に警察犬嘱託書、それぞれの指導者に警察犬指導者嘱託書を伝達した。
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三条署で新潟県警察嘱託警察犬審査会で合格した管内のシェパード犬2頭と指導者に警察犬の嘱託書を伝達
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嘱託書の交付を受けたのは、指導者としては4回目の三条市井栗、会社員小林智子さん(43)と新規の10歳メス「オラ・フォン・デア・ヘルシュタントウ・ハイム号」で、コールネームは「オラ」。それと昨年に続く交付となった三条市直江町、会社員安本盛夫さん(43)と8歳のオス「グンター・オブ・S・ウイスタリア号」でコールネーム「バルド」。
午後2時から三条署で交付式を行い、富岡署長から小林さんと安本さんに干場県警本部長名の警察犬嘱託書と警察犬指導者嘱託書を手渡した。嘱託の期間は7月1日から1年で、毎年開かれる審査会で合格しなければ警察犬として承認されない。
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左が小林さんとオラ号、右が安本さんとグンター号
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審査会では、犯人の残したにおいを追う足跡追求、たくさんの物品のなかから犯人の残留物品をかぎ分ける臭気選別の2つの審査あり、2頭とも足跡追求に合格した。
小林さんは、「いつでも万全なかたちで要請にこたえられるよう、体調管理やトレーニングを心がけたい」、直江町地区の月3回の防犯パトロールにグンター号と参加している安本さんは「警察犬として社会に貢献できるよう、ほかの警察犬指導者にも教わりながらやっていきたい」と抱負を話した。
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足跡追求のデモンストレーションを行う安本さんとグンター号
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このあと、安本さんとグンター号による足跡追求のデモンストレーション。犯人役の残していった帽子のにおいから、現場から逃走した犯人役の足跡を追って、居場所を発見してみせた。
足跡追求は、事件現場に残された犯人をはじめ山での捜索など、遺留品や足跡を追跡するもの。三条署によるとそういった事案は年に数件程度の発生。今後、2頭は、三条署管内などでの要請によって出動する。
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