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第5回燕市展のポスター完成、デザインは地元の日展作家、金工作家の渡辺和也さん (2010.7.13)
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燕市と燕市教育委員会の主催で10月15日から18日まで燕市吉田産業会館で開かれる第5回燕市美術展覧会(市展)のポスターが完成した。
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第5回燕市美術展覧会のポスター
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ポスターはB2判サイズで180枚を作成。7月20日以降に燕市美術協会(幸田顕会長)をはじめ市の出先機関、近隣の高校に発送して配布、掲示してもらい、市展を周知するとともに出品を呼びかける。
ポスターのデザインは一昨年から燕市美術協会が部門ごとに持ち回りで担当しており、ことしは工芸・彫刻部門が担当。デザインしたのは同協会事務局次長で日展作家、現代工芸美術協会会員の若手金工作家、渡辺和也さん(31)=燕市八王寺=だ。
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ポスターの制作にあたった金工作家の渡辺和也さん
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数年前に日展で入選したオブジェ「日々のいれもの」を撮影した写真を素材にした。鍛金で表面に緑青を施した作品で、縦10センチほどのアーチ形の入り口のように見える部分をクローズアップ撮影した写真を大胆にあしらった。底に張った金ぱくもほのかにのぞく。
写真の構図も渡辺さんが指定。市民の美術の入り口は市展にあるという意味を重ねた。右下に燕市展では初めてとなるキャッチコピー「ものづくりの心募集します」を控えめに入れた。真っ白では冷たくなるからと、縁の部分はわずかに色を加えたこだわりも。重厚な質感と斬新さを兼ね備えた意欲的なポスターとなっている。
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