|
大泉商店の店頭に紙人形で作った燕ばやし大会の再現をディスプレー (2010.7.18)
|
|
|
|
燕市燕地区は、飛燕夏まつりで盛り上がっているが、地元の牛乳販売店、大泉商店=本町2=では、障子紙などで手作りした紙人形たちで18日夜の祭りのフィナーレの燕ばやし大会を再現し、店頭に飾っている。
|
燕市・大泉商店に飾られている大泉米さんが作った紙人形の燕ばやし大会
|
紙人形を作ったのは、同店の大泉米(よね)さん(81)。マッチ棒や綿棒を芯に障子紙や包装紙で浴衣やはっぴを着せ、高さ10センチ足らずの26体でまつりを再現する。
踊り手はすそに市松模様があるそろいの浴衣を着る。頭には笠やねじり鉢巻き、首には手ぬぐいを巻いた人形もある。小さな人形は子どもたちで、ピンクや青のはっぴに黄色い帯。地元「本町二」のプラカードやあんどんを掲げ、背中の帯にうちわをさす。
|
シンプルな造形で踊り手を巧に表現
|
ステージは「つばめ夏まつり」の看板があり、柱は紅白。その上で歌やはやしを演奏し、ステージのバックには広報紙から切り抜いた「つばめ」のロゴ。また、「飛燕夏まつり」の文字を書いた赤と青のちょうちんは、実際に通りに下がっているものとそっくりで、人形の背景には切り絵のように花火も表現し、さまざまな細工を施している。
|
燕ばやし大会のステージ
|
大泉さんは、以前から仕事の合間や夕飯の後、時間を見つけては紙人形を作っている。5月の戸隠神社の春季例大祭のころには、100人ほどで構成する大名行列を展示していた。夏まつりの人形は、春祭りの終わった6月ころから準備を始め、完成させた。
「今度は何を作りましょうか」と笑顔の大泉さん。飛燕夏まつりは18日までだが、人形は、もうしばらく飾っておくと言う。
|