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8月から下田地区で山の果実「コクワ」を使ったカレーと中濃ソースの試験販売へ (2010.7.21)
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三条市下田地区の農家と商工業者などで開発に取り組んだ日本産キウイフルーツやサルナシとも呼ばれる山の果実「コクワ」のカレーと中濃ソースの2品が完成。8月上旬から下田地区で試験販売する。
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三条市下田地区で試験販売される「コクワ」のカレーと中濃ソース
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コクワは、晩秋の山奥でしか味わうことのできなかった野趣あふれる果実。キウイの原種ともいわれる。10月中旬から11月に収穫される果実は緑のカプセルのような形で、縦が3センチほどの大きさ。完熟すると甘酸っぱい味になる。
標高600メートル以上の山岳地に自生し、豪雪地の下田地区は標高の比較的低い地域でも栽培でき、現在は数軒の農家が栽培している。
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コクワの実
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同地区の生産者や商工業者、飲食店、旅館などでつくる「地域資源活用推進委員会」(会長・鳶田眞六下田商工会会長)は昨年度、中小企業庁の委託事業として平成21年度地域資源∞全国展開プロジェクト本体事業で約800万円の補助金を受け、地域の特産品の開発に取り組んだ。
コクワの収穫は10月中旬から11月までで、生食の期間は限られているため、同補助事業で、通年利用可能なペースト状に加工し、さらに2次加工して「こくわ中濃ソース」と「こくわカレー」を完成させた。
「こくわ中濃ソース」は、素材のフルーティーさを生かしたさわやかな透明感のあるグリーン系。ドレッシングにも見えるが、味はきちんとしたソース味。一般的なソースより甘みと酸味が強く、すっきりとしたジューシーな味わいで、300ml入り希望小売価格525円。
「こくわカレー」は、コクワをチャツネの変わりにぜいたくに使ったビーフカレーベースのレトルトカレー。1箱200gで同じく525円。
8月上旬から下田地区内の商店、飲食店、旅館などで販売する。問い合わせは、販売者の下田商工会(電話:0256-46-3073)へ。
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