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第15回の三条市小中一貫教育検討委員会、市教委の小中一貫教育への取り組みの本気度を確認 (2010.7.29)
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三条市小中一貫教育検討委員会(梨本清一委員長)は28日、三条市役所栄庁舎で1期目の委員が2年の任期で最後となる第15回委員会を開き、小中一貫教育や第一中学校区の一体型校舎建設などの反対意見について市教育委員会の考えを求め、「理解を求めながらていねいに進めていきたい」、「必ずやり遂げると思っている」との思いを確認してから議題に入った。
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28日開かれた三条市小中一貫教育検討委員会の第15回委員会
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委員会の冒頭、梨本委員長が2年間の同委員会の委員に感謝。小中一貫教育や一中学区の一体校建設に市民の反対があることにふれ、「民主主義でいちばん困るのは無関心なこと。大いに皆さんが考えをもち、深めて、意見を言うことはありがたいこと」と述べて歓迎した。
しかし、小中一貫教育の白紙撤回を求める意見まであり、市教育委員会の小中一貫教育に取り組む姿勢を再度確認させてもらいたいとあらためて意見を求めた。
長沼教育委員長は、「さらに説明していく。撤回とかは毛頭考えていない」と揺るぎないときっぱり。「主人公の子どもも先生もこれだけ一生懸命ななかで、必ずやり遂げると思っている」と話し、それから本題の検討事項の協議に移った。
また、委員の松永教育長は、三条市の小中一貫教育を進めるなかで一体校は理想的な条件とし、「理解いただけない方々がいらっしゃればご説明していきたい」、説明会や市民への広報で「理解を求める中で進めていきたい」と話した。
この日は、第一中学校区小中一体校基本設計施設検討部会案、同案に対する要望意見等の対応、同案の協議スケジュール、一ノ木戸小学校基本設計施設検討部会案についてなどを協議した。
2008年8月18日の第1回委員会から2年。三条市の小中一貫教育の指導体制と教育環境の整備、教育課程などについて検討、全体の調整を行うとして進めてきた、委員は、学識経験者3人、学校関係者8人、保護者代表6人、地域代表4人、教育委員会代表の松永悦男教育長、公募の2人の計24人で、この日が任期最後の委員会。
同委員会は今後も存続し、2期目の委員については、市内9つの中学校区の小中一貫教育推進協議会の委員構成に配慮した委員構成の30人としている。公募2人に対して9人の応募があったことから今後、選考して8月中に初顔合わせを予定しているという。
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