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年内解体撤去の三条市・パルム1屋上を開放して「パルム☆ナイトウォーク」 (2010.8.1)
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年内に解体撤去される三条市の商業施設「パルム1」の非常階段を上る「パルム☆ナイトウォーク」が7月31日、三条夏まつりにあわせて行われ、200人余りが参加し、パルム1の屋上から見る最後の景色を楽しんだ。
6階建ての同ビル南側の非常階段を開放し、屋上までの階段付近と屋上を星や花、アニメのキャラクターなど赤や黄、青の色とりどりのイルミネーションで飾り、午後5時からイルミネーションを点灯した。
昭栄通り商店街の夜店市会場で参加者を受け付け、8時半の終了まで205人の市民が蒸し暑さのなか約150段の階段を登った。
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屋上を飾るイルミネーション
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汗びっしょりになって屋上に到着した市民らは、真夏のクリスマスのようなイルミネーションに「わ〜きれい」と目を奪われ、それから、営業中も屋上を開放していなかったパルム1から見る最初で最後の三条の夜景を目にし、カメラ付き携帯電話などで写真を撮っていた。
家族で訪れた三条市島田の32歳の男性は、「子どものころには自転車に乗ってよく来ていました」と記憶をたどり、パルム1の閉鎖、撤去には「時代の流れでしょうがないのかなと思う」。ゆっくりと階段を上ってきた60歳代の女性は、「まちがきれいね〜。(パルム1が)なくなると思うとね〜」と、照明のついた昭栄大橋や小さな明かりが揺れる街並みを目に焼き付けていた。
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屋上からの風景を目に焼き付けるように眺める市民
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パルム1の解体工事は、内装材の撤去などから進められており、盆過ぎから足場を組んで準備を進める。解体方法は、施設内に重機を入れて、内部から順番に壊していき、最後に外側を取り壊し、12月に解体工事完了の予定。
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