|
22日まで諸橋轍次記念館で諸橋博士愛蔵名品展 (2010.8.8)
|
|
|
|
三条市諸橋轍次記念館(羽賀吉昭館長)では、6日から22日まで同記念館で諸橋博士愛蔵名品展を開いており、同記念館が収蔵する諸橋博士と博士の一族や交流のあった著名人の書画を集めて展示している。
諸橋博士は三条市の名誉市民で、『大漢和辞典』などの編さんで知られる漢学者。今回は博士の12点をはじめ、博士の父、諸橋嵐陰の3点、博士の母方のおじ、三条文人でも知られる巻梧石の1点、博士のおいで伝説の凧屋だった須藤平次郎の1点。
|
諸橋博士の自作漢詩「年老逢春」第八首
|
さらに博士と交流のあった柔道家の嘉納治五郎の2点、日本資本主義の父といわれる渋沢栄一の1点の合わせて20点を展示。一部が色紙のほかは軸装だ。
博士の作品は漢詩の書。自作の漢詩、博士の雅号「止軒」の出典となった「無鑑流水鑒止水」の書もある。
同記念館では、特別展示室に常設展示している博士の作品は、所蔵作品の一部でしかなく、所蔵作品を広く公開することで博士の人物像や考え方がより鮮明になり、新たな発見が生まれることに期待している。
愛蔵名品展の見学は無料。午前9時から午後5時まで開館、入館は午後4時まで。月曜は休館日。
関連リンク
|