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国定三条市長が市長選出馬の意向を初めて明言 (2010.8.10)
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11月に1期目の任期満了となる国定勇人三条市長は10日、定例記者会見での質問に答え、2期目の立候補について「一定の思いをもって、関係の皆さんと話を進めている」と出馬に向けての準備に入ったことを明らかにした。
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定例記者会見を行う国定三条市長
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前日9日に市長選挙にのぞむ後援会の組織づくりの準備会が開かれたとの報道を受けての質問に国定市長は、「僕自身、一定の気持の整理を付け始めたのは事実。まだまだ多くの方と話し合いをしていかなくてはいけない」としたが、「一定の思いをもって」とし、出馬する考えで話を進めていることを明らかにした。正式な立候補の表明は8月末ころと述べた。
また、小中一貫教育や第一中学校区の一体校建設への反対集会が行われていることなどについての質問のなかでも、当初7月としていた基本設計の先送りと先進地視察の実施なども行いながら理解をしてもらうため教育委員会でしっかりやり、「10月31日の市長選挙でもひとつの争点になっていくだろう」と述べ、「そのなかでしっかりと民意をいただくと想定される」と市長選挙についても話した。
小中一貫教育や一体校建設の反対については、「ある意味、大いなる関心をもっていただいている」との見方も示したが、これまで2年半にわたって保護者や地域、教職員など階層別にさまざまな協議会なども開き、広報紙などでも周知してきた。しかし、徹底されていないという批判には真剣に耳を傾けたいとした。
一中学区の保護者や地域、自治会などに、反対意見などもあるが、理解を得ていきたいとの考えを示した。さらに、新たな取り組みに不安をかかえられていることは真摯に受け止めていきたいとし、具体的な内容は未定だが、市民を対象にした先進地視察を企画することを明らかにした。
また、一体校建設が予定されている第一中学校区や第二中学校区にしても、現状ではクリアできない耐震診断の結果があり、そのなかに子どもたちがいることも事実と言い、いつまでも議論を積み重ねていく状況でないとし、そう遠くない段階で一定の方向感をもつことの必要との考えを示した。
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