|
小学生65人が参加した「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」、4泊5日の炎天下の長旅で100kmを踏破してついにゴール (2010.8.11)
|
|
|
|
4年生以上の小学生65人が参加して行われた燕三条青年会所(梨本次郎理事長)主催の「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」は、4泊5日の100kmの旅を終わって11日、弥彦村役場隣りにゴール。大勢の家族が出迎え、参加した小学生も親も、ボランティアも涙、涙の感動のゴールとなった。
猛暑のなかで100キロを歩き抜く精神力を養い、自信をもってもらおうと一昨年から行っている事業で、ことしで3年目。7日に三条市下田地区の日帰り温泉施設「いい湯らいて」を出発。首からタオルを下げ、三度笠をかぶって炎天下、ひたすらゴールを目指し、実に4泊5日の日常では考えられない徒歩の長旅を体験した。
|
弥彦登山を終わって炎天下、ゴールを目指す
|
|
首筋から水をかけてもらって体温を下げる
|
一度、夕立に見舞われたが毎日、青空の猛暑が続いた。最終日の7日も三条で最高気温35.6度の猛暑日を記録する厳しい暑さに見舞われた。しかも最終日は最大の難所、弥彦山登山があり、子どもたちは山頂まで登ると下りはロープウエーを利用し、弥彦村役場隣りの弥彦村農村環境改善センターを向かった。
参加した小学生のうち、1人が微熱のためにリタイアし、1人が一部棄権したので、完歩したのは63人。JA越後中央弥彦支店営農センター前で最後の休憩。ひしゃくで首筋に水をかけてもらって体温を下げ、スポーツドリンクを飲んで水分を補給した。
|
弥彦の大鳥居が近づき、ゴールは目前
|
再び三度笠をかぶってラストスパート。「い〜ち、い〜ち、いっち、にっ!」とかけ声を上げて足を進めた。燕三条青年会議所の会員のほか、ボランティアの学生35人がスタッフとして参加し、小学生をサポートした。
学生スタッフの多くが声を枯らしており、小学生より先に目を潤ませる学生が出始めた。ゴール地点には百数十人の家族が出迎え、班ごとにゴールテープの前に並び、「最後のいーっぽ!」と声をあわせてテープを切ってゴールした。
|
ゴールを待つ家族
|
|
抱き合って感動を共有する父娘
|
親も子も目はうるうるで、小学生は叱られたのでも悲しいのでもない、感動の涙で声にならない。親は「頑張った、頑張った!」とほめるのが精一杯で、なかには10秒以上もぎゅーっと抱き合う父娘、みんなにハッピー・バースデーの歌で誕生日を祝ってもらって大泣きする女の子も。それぞれに夏休みの感動を胸に深く刻んだ。
関連リンク
|