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盛夏同然の猛暑が出足を鈍らせたもののしただふるさと祭り〜雨生の大蛇祭に1.5万人の人出 (2010.8.28)
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三条市内3地区で最後の夏まつり、「しただふるさと祭り〜雨生の大蛇祭」が28日開かれた。雨生の大蛇の行進行列や五十嵐川河川公園でのイベント、花火大会を行い、近年にない猛暑のせいか昨年より3,000人少なかったものの延べ15,000人(主催者発表)の人出でにぎわった。
雨生の大蛇祭は午前8時半に八木神社での神事で始まり、下田地区の若者をはじめ、ことしは旧三条市や加茂市からも集まった担ぎ手計19団体200人が大蛇を担いだ。
大蛇は、長さ約3メートルのモミの木を彫刻した頭部と、その後ろにカヤやよしずを巻いて作った胴体部分をつないだもので、全長数十メートル。その頭部に市女笠(いちめがさ)をかぶった笠堀姫を乗せ、下田地区内を練り歩いた。
笠堀姫は練り歩く地区ごとに数人が交代。八木前行列行進の笠堀姫は、地元の中学3年生、山家奈々さん(14)が務めた。紫色の着物を着て朱色の市女笠の奥から笑顔をふりまく笠堀姫に、見物客は「きれいらね〜」、「かわいいね〜」とさかんにカメラを向けていた。
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ニジマスのつかみ取り
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下田大橋下の河川公園では、午前10時半に盛りだくさんのイベントがスタートした。この日の最高気温は33.2度の猛暑。じりじりとした夏空の下、ニジマスのつかみ取り、五十嵐小文治石投げ全国大会、凧揚げ、カヌー教室などを家族連れなどが汗を流しながら楽しみ、地域の団体が出店する模擬店では、かき氷やジュースやビールなどが飛ぶように売れていた。
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五十嵐小文治石投げ全国大会
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毎年、大人気のニジマスのつかみ取りでは、会場の五十嵐川に作った特設のいけすが会場。気温とあわせて川の水温もどんどん上がっていけすの中の水温は28度前後。水温16度前後の水槽に入れて運ばれてきたニジマスは、いけすに放されると一気に動きが鈍くなった。
子どもたちにとっては好都合で、次々と捕まえては袋に入れ、1人で30匹近く捕まえた子もいた。取ったニジマスはその場で五十嵐川漁業の組合員がさばいてくれ、炭火の塩焼きにして味わっていた。
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大蛇舞
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夕方からは、子どもたちが担ぐ子大蛇、続いて大蛇が入場して大蛇祭を行い、大蛇舞を披露したあと大蛇の胴体に火を放った。さらによさこいソーランや盆踊り、花火大会でフィナーレを飾った。ことしの暑さはまだ続きそうだが、三条の夏まつりは締めくくりとなった。
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