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人間国宝となる玉川宣夫さんを10人目の燕市の名誉市民とするのが適当と答申 (2010.9.2)
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2日午後、燕市長の諮問を受けて名誉市民の選考を審議する選考委員会が市役所で開かれ、6日の官報告示で「工芸技術の部 鍛金」の技術の保持者として重要無形文化財保持者(人間国宝)追加認定を受ける予定の燕市花見、玉川宣夫さん(68)に「燕市名誉市民の称号を贈ることが適当」と答申した。この答申を受けて、鈴木市長は9月定例会最終日に玉川さんを名誉市民とする議案を上程する。
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玉川宣夫さんを燕市の名誉市民とするのが適当と鈴木燕市長(左)に答申する大山治郎選考委員長(右)
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玉川さんは、伝統的な鍛金のとくに「木目金(もくめがね)」の技法に取り組み、独自の作風を確立した。「鍛金」の分野ではすでに保持者として2人が認定されており、玉川さんで3人目となり、官報告示を経て正式な認定となる。
午後1時から市役所で開かれた選考委員会では、市長の諮問を受けた5人の選考委員が1時間近くかけて審議し、燕市文化協会会長の大山治郎選考委員長が鈴木市長に答申書を読み上げて手渡した。
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5人の選考委員で構成した選考委員会
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「玉川宣夫さんに燕市名誉市民の称号を贈ることを適当とする」とし、正式な認定は官報告示後なので、「官報告示により重要無形文化財保持者として追加認定を受けることを条件」を加えた。
大山委員長は、玉川さんが人間国宝にという知らせを聞いたときには「飛び上がるほど驚くと同時に感動した」と、大きな喜びと希望と話した。このことで燕産地が金属加工の町として大きく認知され、燕の永遠につながる、戦前からつながる何万人が燕を支えてきた、その力の証として、玉川さんが選ばれ、市民として大きな喜びとたたえ、玉川さんを名誉市民に全員一致で推薦できることは喜びと話した。
また、最後に委員から、これを機会に産業史料館に展示する玉川さんの作品を購入、所蔵を求める提案もあった。燕市の名誉市民は、2006年の合併前の旧吉田町と旧分水町が名誉町民にしていた9人で、玉川さんで10人目となる。
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