9月14日に加茂新食研究会がマカロニ料理教室、オリジナルレシピ4品を調理実習 (2010.9.9)

「国産マカロニが生まれた町　加茂」をアピールする加茂新食研究会（酒井藤男会長）は、9月14日午後2時から加茂市公民館でマカロニ料理教室を開き、マカロニを生かした同研究会会員のオリジナルレシピ4品を調理実習するので、広く参加を呼びかけている。

9日に加茂商工会議所で開かれた加茂新食研究会の会議

珈琲屋＝加茂市加茂新田＝の青野教示店主が「あさりとえびとホーレン草のマカロニくん」、「トマトに恋したマカロニくん」、「ゴルゴンゾーラとマカロニくん」、欧風厨房サントピアット＝同市下条＝の桑原宗紀店主が「カキとジャガイモのマカロニグラタン」のそれぞれオリジナルレシピを紹介する予定。試食もあり、午後5時に終わる。

マカロニ料理教室で講師を務める左が珈琲屋の青野店主、右が欧風厨房サントピアットの桑原店主

同研究会は加茂の食の名物ができないかと一昨年に発足し、加茂市内の飲食店を中心に現在は11事業所、13店舗が会員になっている。

加茂には七谷産のおいしいコメやナシ、モモなど他産地に負けない農産物があるが、県外にはほかにも有名な産地がある。そこで目を付けたのがマカロニ。昭和の初めから昭和50年代にかけて加茂市内にマカロニ工場があり、商業ベースのマカロニ生産では全国で初めてであることがわかった。

加茂のマカロニのキャラクター「マカロニくん」

さっそくマカロニを使った新しい料理を開発。会員がアイデアを出し合い、マカロニを使う料理の代表といえるグラタンはもちろん、デザートに使ったり、シュークリームに入れてスイーツにしたり、スナック感覚で揚げてみたりとさまざまなレシピを考案してきた。

一方で、加茂商工フェアに参加したり、試食イベントを行ったり。「マカロニくん」のキャラクターができ、昨年は国の補助事業にも採択されるなど、着実に成果を上げている。

マカロニを家庭で味わい、市民が食べてこそ町の食になると今回、初めて一般を対象に料理教室を企画した。

9日は加茂商工会議所で会議を開き、今回の料理教室や25、26日と新潟市・新潟ふるさと村で開かれる東京新潟県人会のイベントで市町村観光PR・物産販売の加茂市のブースに出店する段取りなどを打ち合わせた。

料理教室については「プロから教えてもらえる料理教室なのが魅力」、「マル秘テクニックが覚えられるかも」と会員は“お得感”を強調。また、マカロニを地元で生産できないか、「マカロニくん」のキャラクターをもっと生かせないかといった方向にも話題が広がり、盛り上がっていた。

料理教室の参加費は材料費の1,000円、定員20人。申し込みは天神屋会館（電話：0256-52-8160・FAX：0256-53-3178）＝秋房＝へ。