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「小中一体校の問題を考える会」が小中一体校の計画に反対する1.1万人分の署名を三条市長に提出、計画の白紙撤回を求める (2010.9.10)
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三条市が推進する小中一貫教育の第一中学校区と第二中学校区で進められている小中一体校の計画に反対する署名活動を行った「小中一体校の問題を考える会」(外山晴一会長)は10日、国定勇人三条市長に11,024人の署名とともに小中一体校計画についての陳情書を提出した。
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小中一体校の計画に反対する11,024人分の署名簿を三条市長に提出する「小中一体校の問題を考える会」
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同会の外山会長と世話人12人、市議会議員など計20人近くが午後4時に市役所を訪れ、国定勇人三条市長に外山会長が「いったん白紙に戻し、子どもたちや地域を考えた学校づくりをお願いしたい」と、署名簿に添えて陳情書を提出した。
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「小中一体校の問題を考える会」の外山会長
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30分ほどの懇談のなかでは、白紙にと求める同会の考えに対して、国定市長は、「皆さんの活動は十分理解している」、また、「小中一貫教育の是非論に関心を寄せていただくためのきっかけをつくってもらったことをものすごく感謝している」と述べた。
これまでの多くの人たちの3年間の議論を尊重したいと考えており、懸念や不安の払拭に努めるとし、さらに、これまでの議論を無視して白紙というのは「わたしとしてはいささか違うと感じている」と、平行線だった。
署名活動は、6月に開かれた地域連携部会から始め、11,024人の署名が集まった。うち、三条市民は9,300人で、嵐南地域は全体の約3割ほど。
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国定市長
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陳情書では、「小中一貫教育をやつとのかけ声の下、市民の大多数がよくわからず、ましてや合意もされていないなか、四日町小、条南小、南小をつぶして一中に、また一ノ木戸小は二中に統合する小中一体校計画が急ピッチで進んでいます。しかし、4つの小学校をつぶす小中一体校計画は地域の要望ではなく、市側が一方的にすすめているもの」として、12の問題とするところを示す。
「みんなで子どものための学校や教育を考えていくべきとの想いの元、今進められている小中一体校計画を一旦白紙にもどされるよう、11,024名の署名簿を添えて陳情いたします。」とした。
陳情のあと外山会長は、運動を継続し、多くの人に問題を知ってもらいたい。また、わかっていてもあきらめている人もいるが、今後も現地建て替えを訴えていくと話していた。
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