12日未明から三条市は激しい雨で1時間雨量43.5ミリの記録的豪雨、市内各地で冠水が発生、市は第一次配備の体制 (2010.9.12)

12日に日付が変わってまもなくから強い雨が降り、三条市は1時間に43.5ミリの記録的な降水量を記録し、市内各地で道路が冠水するなどした。

川のようになった県央サティ周辺の道路

午前0時過ぎからの降り始めから午前6時までの降水量は119.5ミリで、最も激しく降ったのは午前3時から4時までの1時間の43.5ミリだった。

三条市須頃3地内のコメリ脇道路で水没した乗用車（下の右寄りに映っているもの）

雨の激しく降った時間帯では、屋外に出た瞬間に頭からずぶぬれになるほどで、道路のアスファルトに打ち付ける雨のしぶきが白く煙り、傘を差していても足下はびしょぬれになるほど。雨具を着込んだ新聞配達の人たちもずぶぬれだった。

三条市は午前6時、大雨洪水警報発令中に消防本部の雨量計で雨量が120ミリを超えたことから、警戒体制の第1次配備を開始。7時50分に井栗、本成寺、大崎支部の開設の連絡を行った。

三条市や警察によると、この雨により市内では各所で道路が冠水し、交通規制を行った所もあった。須頃3地内のコメリショッピングセンター北西市道では、普通乗用車1台が水没し、けがはなかったが運転手と同乗者が避難した。

三条市須頃３アンダーパス手前

上保内地内の二ツ山神社付近で流木が二ツ山河へ流出、下保内の吉津川が越水、井戸場地内の諏訪神社付近で堤防が崩れ土のうを積んで対応したなどがあった。

昭栄大橋と五十嵐川

また、となりの燕市との境界の県央サティや燕三条地場産業振興センター付近でも道路が冠水し、燕市井土巻地内の弥彦線ガード下周辺の燕市道では最深で水深約1.5m冠水し通行止めとしたが、同所でもけが人はなかったが普通乗用車1台が水没した。