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横浜市立浅間台小学校の児童28人が三条でコシヒカリ収穫体験、稲刈りに挑戦 (2010.9.12)
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三条市は、三条産のコメを首都圏で知ってもらうためキャンペーンの一環の交流事業「コシヒカリ収穫体験in三条」で11、12の2日間、神奈川県・横浜市立浅間台(せんげんだい)小学校の児童を三条市に招き、三条産米の稲刈りを体験してもらった。
三条産のコメの販路拡大をめざすキャンペーンの一環の事業で、昨年から東京都荒川区と横浜市との交流を行っている。ことしは11、12日と横浜市浅間台小学校、18、19日と荒川区立第二峡田(はけた)小学校の児童が来条する。
11日は浅間台小学校(室井克之校長)の児童約250人のうち希望した4年生以上の28人と室井校長や教諭、同市教育委員会指導主事など引率6人の計34人が新幹線で三条入り。三条市東公民館で昼食のあと、午後2時から栄地区の尾崎地内の田んぼへ移動した。
一面田んぼの中の1ヘクタールの広い田んぼで、尾崎泉地区生産組合(安達宰組合長・20人)から指導を受けながら、かまを手に昔ながらの稲刈りを体験した。
蒸し暑い秋晴れの下、児童のおじいちゃんやおばあちゃん世代が中心の組合員から、「イネの根元をしっかり握って、一気にさくっと切る」と、手ほどきを受けながら挑戦。稲刈りは初めてという男の子は「切れた!、すげー、うおー!」と歓声をあげ、その後は無言でざくざくと小気味いい音をたてて刈っていた。
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腰まである黄金色の海に入って稲刈り
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ほかの男の子も真剣で、「肩にきく〜、痛いな」と短時間の間に昔の農作業がいかに重労働を実感。組合員に「先生、これはどうしたらいいんですか?」とわらで束ねる方法を聞き、児童たちは顔を赤くして額から汗を流して作業した。
組合員は、孫のような子どもたちに“先生”と呼ばれて照れ笑い。児童以上に笑顔で、はざ木にかけるときに稲穂の束を上で待つ人に投げるこつも教え、上機嫌だった。
最新式の6条刈りのコンバインに試乗したり、その値段が1,200万円と聞いて驚いたり。田んぼの中のカエルやバッタを捕まえたりと目を輝かせていた。
同校は栽培活動にも力を入れており、6年生の修学旅行は福島で農業体験を行ったり、グラウンドを掘って作った田んぼでコメを栽培し、前日10日に5年生が一足早く稲刈りを行ってきたという。
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天日干しのはざかけも体験
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児童たちは、「学校の田んぼより大きくて、虫もいっぱいいてびっくりした」、「ひとりで刈るのは大変だけど、6列も一気にやるのはすごい」と教科書で見たコンバインによる現代の稲刈りも教わった。
1泊2日の日程で、稲刈り体験をはじめ、宿泊先の下田地区の「よってげ邸」で地元の人と地元食材を使った夕食づくり、翌12日は諸橋轍次記念館やナシの選果をしている大島選果場を見学、和釘づくり体験のあと、燕三条地場産業振興センターで昼食と買い物の時間をとり、午後2時過ぎの新幹線で帰った。
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