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三条市にど根性ケヤキ、コンクリートの壁面のすき間から伸びて樹高2メートル以上に生長 (2010.9.15)
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アスファルトやコンクリートのすき間から自然に育ったど根性ダイコンをはじめ、全国でど根性野菜が注目されたのも懐かしいが、三条市上須頃地内でど根性ケヤキがしっかり根を張って育っている。
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三条市上須頃地内のど根性ケヤキ
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そのケヤキがあるのは、県央大橋から燕市井土巻側へ向かう坂の途中、下をくぐるトンネルがあるそばの燕市側の側面。高さ約3メートル辺りのところからにょっきりと幹を伸ばしている。
木はすでに高さ2メートル以上に生長。しっかり根付いてるようで、青々とした葉を茂らせている。
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コンクリートに接している部分は樹皮がめくれて痛そう
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下から見上げるとこんな感じ
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壁は大きなコンクリートのタイルをはめ込んだようになっていて、その直角部分のわずかなすき間から幹が伸びる。横のすき間は3、4センチ、縦のすき間は2センチもなく、こんなに狭い場所から伸びていることに驚かされる。これ以外のすき間には草が生えているが、木が生えているのはもちろんここだけだ。コンクリートに接している辺りは樹皮がめくれて痛そうに見える。
三条市緑の相談所の職員によると、地面のタイルのすき間にケヤキの種が入って生長することはそれほど珍しくないが、垂直になった壁から伸びていること、加えてすでに2メートル以上に大きく育っているのは珍しいという。
また、根付いているので、このまま放っておいても枯れる可能性は少ないが、台風などの強風で折れることはあるという。
いずれにしろ、さらに生長を続ければコンクリートが割れるかもしれず、道路管理者に見つかれば排除されそう。余命はわずかかもしれない。
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