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燕三条JCの寺子屋つばさ事業「ぼくらの“トム・ソーヤの冒険”〜手作りいかだで川下り」最終回で小学生が手作りいかだに乗る (2010.9.20)
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(社)燕三条青年会議所(梨本次郎理事長)は19日、寺子屋つばさ事業「ぼくらの“トム・ソーヤの冒険”〜手作りいかだで川下り」の最終回を三条市・大谷ダムで行い、小学生44人らが4月から全7回の工程を経て完成させた手作りいかだ11そうをダム湖に浮かべ、力を合わせてパドルをこいだ。
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19日行われた燕三条JCの寺子屋つばさ事業「ぼくらの“トム・ソーヤの冒険”〜手作りいかだで川下り」の最終回、手作りいかだに乗る子どもたち
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4月の道具づくり(切り出し)に始まり、材料の材木を間伐する自然体験、いかだづくり、チームワークを養う1泊2日の合宿などを行いい、ペットボトルや間伐材を使ったいかだを完成させた。8月には完成したいかだを大谷ダムで試乗し、あとは最終回の五十嵐川の川下りを残すだけだった。
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流木をかきわけて進む
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しかし、ダムの貯水量が少ないこともあり、川下りはあきらめて会場を大谷ダム湖に変更。予定した9月12日は大雨だったので、この日に延期して行った。
同事業に参加した小学生は、三条、燕、弥彦の3年生以上。同青年会議所会員や学生ボランティアと力を合わせていかだをつくった。いかだは2メートル四方の大きさで、ベニヤ板と間伐材の外枠に2リットルのペットボトル250本を取り付けて水に浮く仕組みだ。
午前9時から開会式を行い、子どもたち41人とその家族、学生ボランティア、会員約50人など200人近くが参加。準備運動などに続いて進水。子ども4人に会員と学生ボランティアが1人ずつの6人1組で、いかだに正座やあぐらをかくようにして乗り込んだ。
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いかだのあとは昼食でおにぎり
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数日前の大雨が影響してか岸から4、5mほどまで水面が見えないくらい流木がびっしりと浮かんでいたが、子どもたちは力一杯手作りパドルで、次々とこぎ出した。
1周1kmのコースで、湖に浮かぶワインの瓶のなかの地図をゲットしてゲームをスタート。4カ所のポイントでクイズに答えたりして宝物を探し出してゴール。手が痛い、足が痛い、きつかったと話しながらも子どもたちには自信にあふれた笑顔が輝いていた。
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閉会式で半年近くに及ぶ7回の日程をしめくくる
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三条市立栄北小学校3年生の西山諒哉君(8つ)は、手作りしたいかだが水に浮かんだときは「やったーって感じ。こんなに重いのに本当に浮かぶんだって思った」、いかだをこいでみて「チームワークが出ると速かったよ」と話していた。
「寺子屋つばさ」は、子どもと若者が夢を抱き、生き生きと生きる力と心を育むための事業。「地域の子どもは地域が育てる」を信条に、燕三条の自然環境や人材を活用し、子どもが育つ過程を通じて、若者とおとなの三世代がともに育ち、自分を変えていくためのプロジェクト。
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