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平成24年度に中学校で武道が必修化されるのに先だって5日、加茂市で初めて中学生の武道の授業 (2010.10.5)
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2年後の平成24年度から中学校の授業で武道が必修化されるのに伴い、県内の中学校のなかでも先駆けて加茂市で5日、初めての武道の授業が行われた。
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加茂市で初めて行われた中学生の武道の授業
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学年別に加茂市下条体育センターに市内5中学校すべての生徒がバスで集まって行う授業。火曜に1年生、水曜に2年生、木曜に3年生と分けて10月中だけ、それぞれ4回、いずれも午前10時から正午までの授業を行う。
生徒は柔道、剣道、合気道、空手道、なぎなた、柳生新陰流剣道のなかから好きな種目を選ぶことができ、参加種目を選んでもらうために春に各種目の演武会も開き、生徒から見学しもらった。
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畳の上で柔道のけいこ
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5日は武道授業の初日で、1年生約240人が参加。実技指導者には中央から世界大会優勝経験者も招き、一流の武道家を集めた。柳生新陰流や穴澤流薙刀(なぎなた)術の免許皆伝を受ける小池清彦市長も指導者を務めた。
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指導者を務める小池市長は笑顔がほころぶ
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生徒はそれぞれ貸与された道着に着替えたが、まだ体になじんておらず、ごわごわして着慣れない道着に落ち着かない様子。ふだんと違う緊張感に顔をこわばらせ、ぴりぴりした雰囲気だった。
けいこが終わったと思っても最後に正座したり、道着をたたりんだりするところまでが武道。道着をぬぐとやっといつもの表情に戻り、友だちと照れくさそうに感想などを話し合っていた。
小池市長が武道に精通していることもあって、県内でもいち早い武道授業の導入。緊張している生徒とは裏腹に、指導中の小池市長は孫を見るように笑顔だった。柳生新陰流については、「単に剣術が上手になるというものだけでなく、生徒さんに学んでいただきたい」と武道に魅力を感じてくれることに期待していた。
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