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三条市で公募したオリジナルナンバープレートのデザインの選考会、応募作品104点から採用候補8点にしぼる (2010.10.7)
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原付バイクのナンバープレートを市の特徴を生かした地域ならではのオリジナルナンバープレートにしようと、三条市が公募したオリジナルナンバープレートの選考会が7日、三条市東公民館で行われ、応募作品104点のうち8点に採用候補がしぼられた。この後、弁理士に依頼して商標登録や重複応募の有無をチェックして、11月の市長定例記者会見で採用作品が発表される。
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7日行われた三条市のオリジナルナンバープレートの選考会
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国定勇人三条市長と同じく総務省出身の市長で親交のある大阪府箕面市の倉田哲郎市長。その箕面市がデザインを公募してことし4月1日にオリジナルナンバープレートの交付を開始したことを知った国定市長が、版代ていどの費用しかかからないこともあり、三条市でも同様の取り組みをと発案した。全国ではすでに数十例あるようだが、県内では三条市が初めて。
8月からデザインを募集したが、しばらくたってようやく2、3点の応募しかなく、出足は最悪。しかし、市民への周知を強化したのと、学校に応募を呼びかけた分が応募締め切りの9月10日にまとめでどんと寄せられ、最終的には104点と予想を大きく超える作品が集まった。
応募者は8歳から75歳までの76人、地域は市内37人、県内26人、県外13人の内訳で北は北海道札幌市から南は熊本県熊本市まで、神奈川、奈良、広島などからの応募もあった。
この日の選考会は、長岡造形大学の松丸武名誉教授、三条観光協会の宮原洋一副会長、下田郷観光協会の高橋道雄副会長、三条デザイン研究会の長谷川晴生監事の4人が選考委員を務め、長テーブルに並んだ作品のうち気にいった作品に付せんを張るなどの方法で、3次審査まで行って段階的にしぼり込んだ。
想像を超えた大量の作品群に選考委員は、「なかなか難しいですね。いっぱいありますから」と絞り込みの難航を覚悟しながらも、それでこそ選考しがいがあるというもの。「この色いいねー」、「好きだなー」と声に出し、プロのイラストレーターのようなクオリティーの高い作品にめがねをずらして凝視し、色鉛筆で描かれた子どもの作品に目を細めと、選考を楽しんでいた。
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現行の三条市のナンバープレートを前に検討を進める
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デザインのモチーフは、三条の風物詩の三条大名行列の天狗や本成寺の鬼踊りの鬼、三条産品の作業工具や包丁、市の花のヒメサユリやヒマワリなど、予想されたものが多かった一方、意外性の高いカレーラーメンをモチーフにした作品が数点あった。
また、オリジナルナンバープレートは中の図柄だけでなく、プレートそのものの形も変更でき、鬼の顔をかたどったものや天狗の鼻がプレートの外に突き出したような形にデザインしたものもあった。
上位3点を表彰し、オリジナルナンバープレートに採用する最優秀賞には7万円相当の三条産品を詰め合わせた福袋を贈るほか、2位には同じく2万円相当の、3位には1万円相当の福袋を贈る。ナンバプレートは原付バイクのほか、ミニカーや耕耘機などの車種によって色やサイズの異なる5種類を作成する。
来年4月1日に新ナンバープレートを交付する。そもそも交付は無料だが、合併前の「栄町」、「下田村」の町村名のあるナンバプレートはもちろん、「三条市」のナンバープレートでも希望者には無料で交付する。
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