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11日まで初めて丸井今井邸を会場に日本郵趣協会新潟県央支部の展示会「第21回切手まつり新潟県央2010」 (2010.10.10)

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三条市や燕市、加茂市を中心に郵便関係資料を集めることを趣味とする29人でつくる日本郵趣協会新潟県央支部(平野洋一支部長)は10、11の2日間、三条市・丸井今井邸で展示会「第21回切手まつり新潟県央2010」を開いている。

11日まで丸井今井邸で開かれている日本郵趣協会新潟県央支部の展示会「第21回切手まつり新潟県央2010」

11日まで丸井今井邸で開かれている日本郵趣協会新潟県央支部の展示会「第21回切手まつり新潟県央2010」

切手や封筒をほぼA4サイズのリーフと呼ぶ透明ポケットのケースに入れて展示しており、リーフの数にして約300を展示している。

前島密の肖像

前島密の肖像

切手趣味週間シリーズで価値の高い使用済み切手や世界遺産シリーズ、47都道府県の切手をはじめ米国航空郵便、海外の変形切手やディズニーキャラクター、世界の鳥類、中国の切手など、国内外を問わずジャンルや分類にスポットライトを当てたさまざまな切手を展示している。

今回の目玉は、明治時代に今の上越市に生まれ、郵便事業の創設に多大な貢献をした前島密(まえじま・ひそか)(1835-1919)の直筆書簡2通の特別展示だ。今も「1円切手」の肖像でよく知られる。

前島密の直筆書簡

前島密の直筆書簡

上越市にある記念郵便局の名を冠した前島記念池部郵趣会の佐々木雄二会長のコレクションで、達筆でつづっている。封筒は当時、使われた今よりずっと小さいものだ。あわせて直筆の軸や、前島の肖像を使った今ないほかの種類の切手、「駅逓総官」、「駅逓頭」などの肩書きもある前島名の辞令書らしきものも展示している。

前島密の使った封筒

前島密の使った封筒

日本郵趣会長岡支部会員による切手を使ったはり絵も展示し、その中には三条城主と伝わる三条左エ門定明の武者絵ある六角凧を表現した作品も。会員が収集した切手類やポストカードなどを販売する即売コーナーもあり、郵便事業会社三条支店は臨時出張所を開設している。

また、真ん中の日付の消印だけが上下逆さまに押されたものや、まったく同じ抽選番号の年賀切手が張られた年賀状、目打ちのない切手を張って投かんしたら郵便局員が本物の切手と知らずに料金不足で返却されたものなど、郵便関係者が見たら冷や汗が出そうな「ミス」に注目したコレクションもあり、コレクターならずとも楽しめる内容だ。

同会は平成元年に発足し、三条市内で月例会を開いて即売会を開いたり、情報交換したり、互いのコレクションを見せ合ったり。年に一度、「一泊移動例会」と称して旅行する。ことしは切手にこだわらず粟島に出掛けた。

三条左エ門定明の武者絵の六角凧を表現した切手のはり絵

三条左エ門定明の武者絵の六角凧を表現した切手のはり絵

この展示会も毎年恒例。毎年、会場にしてきた三条市・パルム1は解体が始まり、今回初めて丸井今井邸で開き、会場が狭い分、窮屈な展示になっているが、その分、ぎゅっと凝縮された印象だ。

支部長の平野洋一さん(59)=三条市四日町=は郵便事業会社長岡支店の非常勤職員。「同じ趣味を通じて、それだけじゃなくいろんな面で付き合いができ、年齢も性別も関係なく、楽しく交流させてもらっています」と切手をキーワードにしたふれあいも楽しんでいる。

年会費2,000円、ジュニアは1,000円で、だれでも参加できる。問い合わせは支部長の平野さん方(電話:0256-32-2983)へ。11日は午前10時から午後4時まで、入場無料。