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国定三条市長、八十里越えは全線開通を待たずとも2、3年後には部分的にでも暫定供用できる認識を示す (2010.10.12)
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国定勇人三条市長は、12日午前10時から行った定例記者会見のなかで、11月7日に国道289号、八十里越えの県境を結ぶ9号トンネルの貫通式が行われるのに関連して、全線開通はまだ遠いが、物理的に車両が通行可能になる2、3年後には部分的にでも暫定供用できるという認識を示し、それに向けてソフト、ハードの両面で下田側の整備を進めると述べた。
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定例記者会見を行う国定三条市長
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国定市長は、報道資料に基づいて9項目を発表したあと、9号トンネルの貫通の話を加えた。国土交通省は8日、八十里越えのメーン工事であり最長のトンネル、9号トンネルの貫通式を11月7日に行うと発表した。
9号トンネルの貫通で「三条市と(福島県側の)只見町の風が流れゆく」と国定市長。悲願であり、沿線住民と盛り上がることができればありがたいとした。
今後の見通しについて質問を受けて国定市長は、2、3年後には地盤が安定し、トンネルも車が通られるようになり、物理的に通られないのは福島県側の出口に流れている川の架橋がまだのところがあるが、それも2、3年後に完成するとした。
すでに「福島側は全線、きれいな形で開通が実質的にできている状態」で、新潟県側は橋梁、トンネル掘削が必要だが、すでに「県境トンネルまで工事用車両がタッチできる状態」に達している。
「全線開通にはまだまだ道半ばだが、せっかく車が通れるような状況になるのであれば」、暫定的な供用、只見町は救急搬送、三条市は観光を視野に、限定的にでも活用できないかと2年ほど前から国交省に要望しており、「かなり前向きに、好意的に受け止めていただいているという風に私は認識をしている」。
「2、3年後に訪れるであろう、県境トンネルの開通ができる状況には、そうしたところも少し整備をさせていただいて、貫通をしたのと同時に暫定供用が部分的にもできるようにもっていきたいなというふうに思っております」と、全線開通を待たずとも1日も早い供用開始の機運が盛り上がるよう期待した。
発表では、ほかにもイタリアやスペインで学んだ三条市出身のイタリアンレストランのオーナーシェフ、小松岳史さんを講師に10月17日に三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」で開く三条産販売促進セミナーへの参加を呼びかけた。報道資料の9項目は次の通り。
- 中小企業経営安定化緊急対策資金の取扱期間を再延長
- 三条市の発展のために尽くされた95人、4団体を表彰〜平成22年度表彰式〜
- 楽しんで学ぼう!エディテイメントシステム利用開始
- 三条市汚泥再生センターで市民の森(パートII)植樹会を開催
- 初の三条市・燕市合同遺跡展「燕三条遺跡展2010〜調理具と器から歴史をたどる〜」
- 今年はハーブも登場、漢学の里クリスマスコンサートを開催
- 働く若者の自由なアイデア想像力で、2010ソレイユ祭を開催
- 今年は、狼煙プロジェクトと併せて、秋の保内公園まつりを開催
- 行財政改革は確実に前進〜「経営戦略プログラム」平成21年度経営報告について〜
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