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改修工事で姿を消す燕市のシンボル、水道の塔にからみつくツタの最後の紅葉の撮り納めに紅葉写真コンテスト (2010.10.18)

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来年度に燕市のシンボル、水道の塔の改修工事行われるのに伴い、水道の塔にからまるツタが切り取られる。それを前に今秋が最後となるツタの紅葉を写真に記録してもらおうと、燕市中央公民館では、この姿を撮影した写真を公募して「水道の塔 紅葉写真コンテスト」を開く。

18日の赤く色づき始めたばかりの水道の塔のツタと月

18日の赤く色づき始めたばかりの水道の塔のツタと月

この水道の塔は昭和13年、旧燕町の給水事業を担うために、中ノ口川の左岸側土手下に建設され、今は燕市総合文化センターの駐車場敷地内になっている。背が高いので今も旧燕市の広い地域から水道の塔を見ることができ、市民にはふるさとの象徴のひとつとして記憶に焼き付き、戦中戦後を乗り越えて約30年にわたって市民生活を支えた。

昭和44年にその役目を終えてかも燕を見守った。新潟地震に耐え、老朽化が著しく、取り壊しか保存かの選択を突きつけられながらも中越地震、中越沖地震にも耐えた。

まだ紅葉は始まったばかりで、撮影するならこれから

まだ紅葉は始まったばかりで、撮影するならこれから

そして燕市が選択したのは保存。歴史的文化遺産に登録して保存する考えだが、それには改修が急務だ。外壁の表面がぼろぼろと自然にはがれ落ちるため、水道の塔の周りを囲って立ち入り禁止にしている。

来年度には、いよいよ改修工事家が計画されたが、そのためには外壁にからみつくツタが切り取られる。秋になると紅葉し、写真を撮る人も多く、市民の目を楽しませてくれている。

改修後は再び水道の塔につるをはわせてくれると思われるが、再び紅葉が楽しめるようには何年もかかる。そこで今あるツタの紅葉の見納め、撮り納めにと、紅葉写真コンテストを初めて開く。18日時点ではツタの紅葉はまだ始まったばかり。今週末あたりからが、紅葉撮影の狙い目となりそうだ。

水道の塔 紅葉写真コンテスト応募票のついたちらし

水道の塔 紅葉写真コンテスト応募票のついたちらし

募集作品は水道の塔をことしの秋に撮影し、自己の創作で未発表のものに限る。サイズは四つ切りで1人2点まで応募できる。

市内外からだれでも応募でき、応募は無料、締め切りは12月17日。最優秀賞の市長賞1点と優秀賞2点を決めて表彰。作品は来年1月から2月の間に燕市総合文化センターに展示する。応募は、応募票を作品に張って燕市中央公民館(電話:0256-63-7001)へ提出する。