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「三条市安全・安心なまちづくりの日」で地元高校生が駅前駐輪場で自転車盗難被害防止広報啓発活動 (2010.10.20)
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10月11日から20日までの10日間の「新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり旬間・全国地域安全運動」の最終日を三条市は「三条市安全・安心なまちづくりの日」と定め、この日、三条署(富岡克隆署長)は午後4時半からJR東三条駅前とJR三条駅前の駐輪場で市内高校の生徒からも参加してもらって自転車盗難被害防止広報啓発活動を行った。
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「三条市安全・安心なまちづくりの日」の20日、JR日が新三条駅前で行われた自転車盗難被害防止広報啓発活動
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東三条駅前では三条東高と三条商高、三条駅前では三条高と県央工高と、それぞれの最寄りになる駅の活動に参加。東三条駅前では、三条東高と三条商高から1年生合わせて20人が参加したほか、市役所市民部環境課、三条署員など計約35人、さらに、県警マスコット「ひかるくん」と三条市環境マスコット「エコちゃんサンちゃん」の着ぐるみも加わった。
東三条駅前交番前に集まり、富岡三条署長は、「自転車盗難の被害者の半数以上が高校生。ですから皆さんも自転車に鍵をしっかりかけてこうした被害に遭わないように気をつけていただきたい」。宗村里士市民部長は、「自転車の鍵かけは皆さん方一人ひとりの気持ちの問題で、それが大事」。そうした気持ちや意識をもち続けて、「被害に遭わないように、犯罪がなくなるように」とあいさつして活動を開始した。
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駐輪場の自転車の防犯度を点検する高校生
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生徒は三条署が用意した「地域安全」とある緑の腕章をつけ、駐輪場にぎっしりと止めてある自転車の鍵かけを1台ずつ点検。防犯登録の有無、鍵の有無、そして施錠の有無の3点をチェックし、不備があれば自転車のハンドルに不備の項目を知らせるチェック票を取り付けた。
一方で乗降客にワイヤー錠や鍵かけをよびかけるちらしを配布した。不備のある自転車は多く、自転車を点検する生徒はチェック票の取り付けに忙しかった。ワイヤー錠やちらしの配布では、思わぬプレゼントに乗降客もにっこり。駅に電車が到着してどっと駅から人があふれ出ると、あっという間にさばけた。着ぐるみと並んで携帯電話で記念写真を撮る高校生も多かった。
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人気の県警マスコット「ひかるくん」と三条市環境マスコット「エコちゃんサンちゃん」も並んで乗降客にワイヤー錠やちらしの配布
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三条市はこの日、「三条市安全・安心なまちづくりの日」として青色灯回転灯の巡回車11台による市内のいっせいパトロール、スーパーなどの店内で防犯の啓発の放送を実施。さらに今回はこの日を中心に市内すべての小学校で地域見守り隊を強化して行い、一連の活動の最後がこの自転車盗難被害防止広報啓発活動となった。
三条署のまとめでは、ことしに入ってからの同署管内の刑法犯認知件数は670件で、うち139件を自転車盗が占め、さらにうち100件は高校生が被害者となっている。自転車盗や万引きは犯罪の入り口とされる「初発型非行」と呼ばれ、将来の重大な犯罪を予防するためにも自転車盗や万引きの初発型非行の段階でその芽を摘む意味は大きく、同署は年2回、自転車盗難被害防止広報啓発活動を行っている。
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