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三条市飯田小3年生がことしも自分たちで育てたサツマイモを二・七の定期市で販売 (2010.10.22)

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総合学習の一環で三条市立飯田小学校(井上光広校長・児童142人)3年生25人は22日、ことしもJR北三条駅そばの中央市場で二・七の定期市に出店し、春から自分たちで育てたサツマイモを自分たちが売り子となって販売した。

二・七の定期市でサツマイモを売る飯田小3年生

二・七の定期市でサツマイモを売る飯田小3年生

三条市場親和会が用意してくれた屋根付き店舗の下に並んだのは、サツマイモ「ベニアズマ」。500グラム入り1袋100円を200袋販売したほか、プラスチックケース1箱に入れた大きなサツマイモは1本100円で販売した。

開店前から店の回りを20人以上の買い物客が囲み、その人垣に「なに?、なに?」と集まってくる人も。「すごくおいしい さつまいも」と手書きした紙の看板を下げると、「先生、もう売っていいですかー!」と児童からも催促の声があり、販売開始とともに飛ぶような売れ行きだった。

児童は体操着に紅白の帽子で、運動会のような「ノリ」。初めのうちこそ照れて声が出なかったが、すぐに「いらっしゃいませー!」、「おいしいですよー!」と競うように声を張り上げ、電卓片手にサツマイモと金をやり取りした。

買ってくれた人には、児童の手書きをコピーしたサツマイモのレシピと紙をたたんで作った造花もプレゼントした。

買ってくれた人には造花のプレゼント

買ってくれた人には造花のプレゼント

値段は市価の半値くらいということもあるが、子どもたちから買うことを楽しんでいる人が多く、児童の呼び込みを「いい声ね−!」とほめてあげ、自分から「はい、300円お釣りね」と勘定してあげ、目を細めっぱなしだった。

ほとんど休みなく売れ続け、約20分で完売。児童は整列、声を合わせて「完売しました。ありがとうございました!」で店閉まい。片付けのあとは定期市を見学して帰った。

同校は毎年、3年生の総合学習で児童が育てたサツマイモを児童が定期市で販売している。ことしも近所の7うねある畑を借りて苗を植え、夏休みも取りなどの管理をした。ことしは夏の高温続きのせいもあってか、収量は例年の半分くらいにとどまったが、定期市で販売するには十分な量を収穫した。

3年生の担任、西川裕子教諭の話では、先に社会科の授業でスーパーを社会見学したときは、児童は今度は自分たちが売る番なんだと、どきどきしていたと言う。事前に保護者と定期市を見学、下見した児童もいれば、前夜は眠れなかったという児童も。西川教諭は、「子どもたちは楽しみにしていて、いい目標になったと思います」とはつらつと“働く”児童をたのもしそうに見守っていた。