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三条市南中でツキノワグマ1頭を捕獲、この秋の三条市内でのクマ捕獲は5日ぶり3頭目に (2010.10.22)
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17日に三条市鹿峠でクマが捕獲されてから5日後の22日、今度は同市南中でクマ1頭が捕獲された。三条市内ではことしに入って9月17日に北五百川で初めて捕獲されてからこれで3頭目のクマ捕獲となった。
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22日早朝、三条市南中の箱わなにかかっていたツキノワグマ(三条市提供)
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今回、クマがかかったのは、2日前の20日に南中のカキの木そばに設置した箱わな。22日午前5時45分、ツキノワグマがかかっているのを新潟県猟友会三条支部下田分会の会員が発見、射殺した。
捕まったのは体長132センチ、体高75センチ、体重120キロのオスのツキノワグマ。冬眠に備えて里でたらふくえさを食べたのか、まるまると太っていた。
この秋の全国的なクマの異常出没は下田地区でも同様、今も続いている。4年前の平成18年にもクマが異常出没し、社会的な影響が出た。ことしは幸い、人に被害は出ていない。
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22日にクマがかかっていた南中の箱わなはカキの木のそばに設置
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21日までの出没情報も4年前を大きく上回り、下田地区71件、三条地区2件の73件にのぼっている。全国的には家の中にクマが侵入して襲われるケースがあったため、下田地区でも1階では寝ずに2階で寝るようにしている家もある。
三条地区に近い藤平工業団地でも出没情報があり、クマが3頭くらい捕まっても依然として危険な状態が続いていることに変わりはなく、さらに里へ下りてくる傾向もあって一段と警戒が必要だ。
三条市でも注意喚起、わなの設置、広報など。ひと通りの対策を行っているだけに、今のところはこれを継続する以外に打つ手はない。ただ、カキの実がクマのメーンターゲットになっているようだが、昔の名残で大半の家の敷地には、今は食べも収穫もしなくなったカキの木があり、カキの実を取る、木を切るなどの対策も呼びかけている。
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