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26日に地場産センターで第3回ものづくりのまちシンポジウム、基調講演は中川政七商店代表取締役の中川淳さん (2010.11.17)
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三条市は26日午後2時から(財)燕三条地場産業振興センターで第3回ものづくりのまちシンポジウムを開き、麻雑貨の企画から小売などを行う奈良の老舗、中川政七(なかがわまさしち)商店代表取締役の中川淳さんを講師に基調講演「中川政七商店に学ぶ中小企業のブランディング戦略」、さらにパネルディスカッションを聴く。
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第3回ものづくりのまちシンポジウムのちらし
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中川さんは1974年生まれで、2000年に京都大学法学部卒業、富士通株式会社入社。02年に中川政七商店に入社し、常務取締役として直営店「遊中川」の出店を加速させ、現在は有名百貨店を中心に23店舗を展開する。
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基調講演を行う中川政七商店代表取締役の中川淳さん
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03年に新ブランド「粋更kisara」を立ち上げ、06年に表参道ヒルズにフラッグシップショップをオープン。08年に13代社長に就任。同年ロングセラー商品「花ふきん」がグッドデザイン賞金賞受賞。「日本の伝統工芸を元気にする!」をビジョンに業界特化型のコンサルティングを開始し、業界の注目を集める若き旗手。著書に『奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり』(日経BP社)などがある。
中川さんの1時間の基調講演のあと、「ものづくりからブランディングへの脱却」をテーマにシンポジウム。中川さんと越後三条鍛冶まつり実行委員会の相田聡(株)相田合同工場社長の2人をパネリスト、(株)エイトブランディングデザイン代表のブランディングデザイナー西沢明洋さんをコーディネーターに行い、4時40分に終わる。
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パネルディスカッションコーディネーターのエイトブランディングデザイン代表のブランディングデザイナー西沢明洋さん
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定員150人、参加費は無料だが申し込みが必要で、だれでも聴講できる。申し込や問い合わせは、三条市経済部商工課(電話:0256-34-5511、内線217)。
一昨年の越後三条鍛冶まつりでの産地間連携を行ったのをきっかけに昨年、製品安全についてのシンポジウムを初めて開いた。
今年度は「ものづくりのまちシンポジウム」と題して、消費者のライフスタイルの変化や流通・小売業界の構造転換のなかで、作り手や産地が製品のもつ魅力を再認識し、消費者へ的確に伝えていくための気づきを与える契機になるような内容で開き、今度で3回目になる。
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