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3消防団体制が統合された新生三条市消防団が辞令交付式、同時に女性消防隊も発足 (2010.12.2)
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三条、栄、下田の3消防団体制を統合し、1市1団3方面隊制の新たな体制となった三条市消防団(長谷川作雄団長)は、1日午後7時半から三条市消防本部講堂で辞令交付式を行い、団員に辞令を交付。同市初めての女性消防隊も加わり、新たなスタートを切った。
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1日行われた三条市消防団の辞令交付式
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長谷川団長はじめ、各方面隊長、副分団長、分団長、ラッパ隊長、この日発足した女性消防隊の隊員13人のうち12人、消防本部職員など60人余りが出席。辞令書は、長谷川団長から3人の方面隊長に「ご苦労さまです。よろしくお願いします」と声をかけて手渡した。
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辞令書を受ける団員
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続いて三条、栄、下田の3人の方面隊長から方面隊ごとの副団長や分団長に手渡し、さらに、この日、発足した女性消防隊隊員には、長谷川団長が再び登壇して辞令書を手渡した。
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長谷川団長の訓示
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長谷川団長は訓示で、「日ごろはそれぞれ生業をもちながら時間的な制約もあるので、夜間の交付式とさせていただいた」と述べ、消防団員は、非常勤の地方公務員特別職という確固たる地位と職務があり、公人としての服務規則があるのでよく理解し、地域防災の中核として消防団活動の従事に尽力を求めた。
しかし、団としては、団員の身体を家族から借りており、火災や災害の発生時は「現場では消防団員としてできる範囲で結構でありますから、絶対に事故やけがに合わないように」と自信の安全を第一とするようにうながした。
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引き締まった表情の女性消防団団員
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また、体制変更とあわせて新設した女性消防隊については、職責や立場に男性団員と差別的な垣根はないが、最前線での活動はないと考え、「女性消防隊、女性消防団だからできる、厳しい中にもさわやかな活動があると思いますので、幅広い活動と活躍を期待している」と話した。
女性消防隊は、先に公募したもので、募集要件は18歳以上の女性で三条市に居住か勤務する人。主な活動はひとり暮らし高齢者世帯への防火訪問、火災予防啓発活動、災害発生時の後方支援と情報収集および伝達、応急手当て普及活動などを想定している。三条市消防団本部の隊長などは次の通り。敬称略。
- 団長=長谷川作雄(鶴田3)
- 三条方面隊長=関山功英(林町1)
- 栄方面隊長=桑原一郎(猪子場新田)
- 下田方面隊長=石月榮作(葎谷)
- ラッパ隊隊長=吉田豪人(善久寺)
- 女性消防隊隊長=大竹智子(島川原)
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