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三条市議会12月定例会が開会、再選を果たした国定市長が所信表明で選挙戦と同じ5つの徹底と3つの基盤 (2010.12.8)
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三条市議会の12月定例会が8日、開会。11月に再選を果たした国定勇人市長が所信表明を行い、2期目となる市政運営についての基本的な考えを示した。
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12月定例会が開会、所信表明を行う国定市長
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定例会は午前10時に開会。国定市長は所信表明で、「選挙戦を通じてちょうだいした行政課題へのご意見をはじめ、市民の皆さまの声に真摯(しんし)に耳を傾けながら、諸課題に全身全霊を傾けて取り組み、愛する三条市のため、市民の皆さまの幸せのため、市政発展のため邁進してまいる所存でございます」と始めた。
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も…」の上杉鷹山公の言葉にも表されるように「できないというのはやらない人の意思の結果にほかならないとの考えに立ち、この環境を悲観的にとらえるのではなく、前向きに捉え、課題解決に向け、挑戦していくことが三条市の未来を切りひらいていくもの」と、厳しい時代背景のなかだからこそ前向きに進む考えを示した。
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12月定例会
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国定最長は先の選挙戦での訴えと同様に「地域経済の再活性化」、「子育て環境の充実」、「スマートウエルネス三条の推進」、「シティセールスの推進」、「市民参加の徹底」の5つの徹底を政策の柱とし、それを実現するための「行財政改革の推進」、「社会インフラの整備促進」、「力強い地域基盤の確立」の3つを基盤として、市の発展につなげると述べ、それぞれの具体的な施策について話した。
また、「力強い地域基盤の確立」のなかで、救急救命センターを併設した基幹病院の設置をはじめ、観光や産業の振興、消防の広域化など、市単独では解決できない重要課題にお積極的に取り組むとした。また、一方で「将来的には県央地域が1つになるべきという私の思いは、平成18年の市長就任以来変わるものではありません」と述べ、「その思いが県央地域全体で共有されるためにも三条市が魅力的で自立的に発展する都市であり続けることが必要」。その取り組みの1つが「燕三条ブランド」の構築とも。はっきりとした言葉で約20分で原稿を読み上げた。
一般に所信表明は、各部署から上がってきた内容をまとめる、いわゆる短冊を束ねたような総花的なものになることが多いが、国定市長は1期目の所信表明でも自身の方針を明確に示しており、今回はさらにそれを推し進め、市長選での訴えを踏襲し、重点をしぼった筋肉質な内容とした。
また、国定市長のブログ「三条市長日記」でこの日、国定市長は所信表明につて「まさに、初心に帰って、気を引き締めなおす、いい機会をいただいたと思っております。」と書く一方、「しかしそれにしても、体調が万全ではありません…」とあるのは少し心配だ。三条市は所信表明全文をホームペーに掲載した。
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