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19日リニューアルオープンの燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」の内覧会 (2010.12.17)
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JR燕三条駅2階の燕三条駅観光物産センターの改築工事が完了、「燕三条Wing」の愛称で19日午前10時にリニューアルオープンするのを前に17日、報道関係者への内覧会が開かれた。
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内覧会が開かれた19日にリニューアルオープンする燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」
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同物産センターは、これまでは地場産品の物販だけを目的にしていたが、今回のリニューアルでは「燕三条の認知度向上・イメージアップ」を図る役割に大きく方向転換した。
外観は、白い壁面に緑色の燕三条ブランドのロゴマークを配し、大きなガラス面に「燕三条Wing」の白い文字の落ち着いたデザイン。新幹線駅改札側入口付近のウインドーに設置した80インチの「ウインドーサイネージ」のディスプレー2枚が特徴的だ。
ガラスに張ったスクリーンに施設の内側からプロジェクターで投影する仕組みで、燕三条の観光や産業を収録した約20分間の動画を映す。ガラスに浮いているように見える映像はちょっと不思議な感覚なのが目を引くようだ。
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「ウインドーサイネージ」のディスプレー
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施設内も白が基調。天井からは燕三条を代表する「人」の写真をプリントしたバナーを下げ、550平方メートルの空間を「燕三条情報発信エリア」と「燕三条産品販売エリア」の2つに分ける。
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ゆったりした内部
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フロアの3分の2を占める情報発信エリアでは、通路をゆったり確保して休憩スペースを設けた。5組のテーブルといすを設置し、無料でWi-Fiの無線LANを利用できる無線フリースポットコーナー、インターネットに接続したパソコン4台を並べたパソコンコーナー、4個のコンセントがついたいす席もある。
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パソコンコーナーはフリースポットも利用できる
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ノートパソコンを持ち歩くビジネスマンにとっては無料でパソコン用の電源が取れ、インターネットにも接続できて、仕事の中継地点としてぐんと便利になった。
観光や産業情報を動画で配信する燕三条Wingオリジナルの46インチのタッチモニター、燕三条の動画を映す60インチの大型テレビ、観光パンフレットコーナーなども設置。
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タッチモニターの情報ディスプレー
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販売エリアでは、燕三条地域で生産された優れたデザインと高品質を誇る燕三条ならではの製品を中心に展示販売。取り扱う商品はグッドデザイン賞などデザインコンクールの受賞製品など燕三条を代表する製品にしぼっている。
同観光物産センターは、昭和57年の燕三条駅開業から3年後の昭和60年4月に「(財)燕三条駅観光物産センター」が開設。昭和61年から現在の(財)県央地域地場産業振興センター(現在の燕三条地場産業振興センター)が引き継いだ。
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パノラマ写真
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これまでは、同センターの展示即売場と同じような内容で営業していたが、今年度、燕三条地域の観光とビジネスの玄関口である燕三条駅と同地場産センターを地域の産業・観光の情報発信拠点と位置づけて拠点整備を行う「燕三条ブランドポータルネットワーク事業」の一環でリニューアルした。地場産センター内の整備も含む2カ年計画で行う同事業の総額は6,000万円。
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リニューアルオープンで先着100人に配布する記念品
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愛称は公募し、113点の応募を4点にしぼってさらに投票を行い、(株)マルト長谷川工作所副社長の長谷川直哉さん=三条市島田3=の作品「燕三条Wing」に決まった。
リニューアルオープンのセレモニーは19日午前10時から同所で行い、来場者先着100人に記念品として三条と燕の新米と燕背脂ラーメンのセットをプレゼントする。
また、リニューアルオープンに先駆けて18日午後6時からと19日の2日間限定でオープンするイタリアンレストランの大がかりな準備が朝から進められており、新幹線の利用客は「何の工事?」とのぞき込んでいた。
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早くも始まったイタリアンレストランの設営作業
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床に高さ40センチほどのデッキを敷き詰めて店づくりをするそうで、閑散とした1階コンコースにどんなレストランが現れるのか楽しみだ。
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