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「墨とアロマのコラボレーション」で第1回香り文字教室、12人が参加して紙に線と香を走らせる (2010.12.24)
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地元のアロマコーディネーターと書アーティストによるユニークな「墨とアロマのコラボレーション」による教室、第1回香り文字教室が23日、三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」で開かれ、12人が参加して紙に線と香を走らせる新鮮な感覚を味わった。
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23日開かれた「墨とアロマのコラボレーション」第1回香り文字教室
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香はアロマコーディネーターでアロマセラピーも手掛ける安達佐知子さん=三条市月岡=。書は書アーティストで書道パフォーマンスやコラボレーションに取り組む、あおのよしこさん=田上町羽生田=。アロマを加えた墨汁で文字を書いてみようと、11月に知り合ったばかりで意気投合した2人のオリジナル企画で初めて実現した。
安達さんがブレンドしたアロマは、クローブ、フランキンセンス、オレンジ・スイート、タンジェリン、レモン、ゼラニウムの6種の香りをブレンド。柑橘系のなかにスパイシーなテイストを加えた清新な香りで、テーマは「クリスマスをイメージした冬の香り」。
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書アーティストのあおのさん
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アロマコーディネーターの安達さん
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安達さんがブレンドしたアロマ
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次々と生まれた自由奔放な作品
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安達さんは、それぞれの香りのイメージやまつわる話を紹介。墨の中にブレンドしたアロマを一滴だけ垂らし、そのなかに筆をつけ、あおのさんの指導で直線や丸を書いてウォーミングアップしてから自由に思い思いに筆を走らせた。
「とにかく思うままに自由に」と指導するあおのさんだが、自由にと言われると逆に難しい。とくに学校では手本を横に並べて練習してきた習字では、なおさらで、「なんの字を書いたらいいのかわからない…」と戸惑う参加者もいたが、文字を書き連ねるうちに固定概念が薄れた。
文字の一画だけ強調して長く書いたり、カタカナやローマ字を書いたり。しまいには文字にとどまらず、点をハートの形に置き換えたり、花を描き添えたり、女の子は顔の絵を描いたり。筆を走らせるたびに香るアロマが、一般的な書道の既成概念を飛び越える引き金になっていたようで、部屋中がアロマの香りに包まれていた。
次回は来年1月23日に同じソレイユ三条で香り文字教室を開く。その次は今回の参加者からリクエストの多かった消しゴムを使ったはんこの製作も考えている。
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