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1833年（天保4）に粟生津村（今の燕市）に創設された私塾、長善館を顕彰する燕市長善館史料館（吉田勝館長）は、長善館の二代館主、てき（りっしんべんに易）軒（てきけん）の五男で燕市名誉市民でもある文学博士、鈴木虎雄博士（1878-1963）の昭和36年に受けた文化勲章と同38年に受けた勲一等瑞宝章を初めて4日から展示、初公開している。
鈴木博士の孫にあたる茨城県高萩市在住の鈴木昌平さんが11月6日、数年前に亡くなった父、泰平さんの遺品を実家で整理していたところ、鈴木博士が受けた文化勲章や勲一等瑞宝章があるのを見つけ、鈴木博士愛用の旅行トランクなどを含め十数点を同史料館に寄付した。
その文化勲章と勲一等瑞宝章とそれぞれの勲章、勲記を年明け開館の4日から鈴木博士の展示コーナーに展示している。文化勲章と勲一等瑞宝章には、色鮮やかな七宝焼きなどが施されている。 勲記はいずれも池田勇人首相名で天皇の印がある。勲一等瑞宝章は鈴木博士の死後に授かった。また、同史料館これまでも文化勲章の勲記を展示していたが、実は今回、寄付を受けたものが本物で、これまで展示していたものはレプリカであることもわかった。 ことしは同史料館の開館20周年の節目の記念すべき年でもあり、文化勲章と勲一等瑞宝章の展示が入館者増につながることも期待されている。開館は午前9時から午後4時半まで、休館日は月曜で月曜が祝日ならその翌日。入館料は小中学生と高校生は50円、おとなは100円。詳しくは同史料館（電話：0256-93-5400）へ。 関連リンク
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