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前回の加茂市議選で新人でトップ当選の大平一貴氏が県議選へのくら替え出馬を正式表明、加茂市議選には同級生の浅野一明氏を推薦 (2011.1.9)
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加茂市議の大平一貴氏(38)は8日、自身が代表を務める加茂市・新潟県の未来を創る会の事務所で記者会見し、4月に行われる県議選にくら替え出馬することを正式表明し、あわせて大平氏が代表に就く加茂市の未来をつくる会が推薦し、続く加茂市議選に初出馬する浅野一明氏(38)も出馬表明した。
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記者会見する県議選出馬の大平氏(左)と加茂市議選出馬の浅野氏(右)
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今春4月の統一地方選で県議選、加茂市議選が行われる。大平氏は前回の市議選に初出馬でトップ当選を果たしたが、3月末で辞職して県議選に立候補する。
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大平氏
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会見で大平氏は、産業の活性化を図り、例えば林業の振興による雇用拡大、森林による治水効果という大きな仕組みづくりを提言。医療はまず加茂病院の充実が大切で、加茂、田上の地域医療を守る場所として充実させ、一次医療と二次医療をはっきり分けることで医師不足を解消し、地域と病院の相互理解で医療を進める。
「顔の見える政治活動」のため、「田上町の住民と加茂市の住民、そして県会議員と市会議員と町会議員、ここを結ぶ結節点となって活動していきたい」との考えを示した。
「現状は幕末に例えられ、その時代を変えたのは坂本龍馬のような若い世代で、このまま、この時代の流れを続けるのか、変えるのか、そういう選挙になる」とし、「我々、力を合わせまして市民、町民の皆さんと次の世代に誇れる未来をつくっていきたい」と話した。
泉田裕彦知事への評価を問われると、「国に対してものを言う姿勢を評価」。救命救急センターの設置については、市長と知事の対立はわかるが、「小池市長と地域の住民の考えが合っているのかどうか、地域住民の方が自分たちであるていどこうした方がいいんじゃないかというところで、考えたらどうか」と民意を問う必要があるとした。
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浅野氏
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県議選へのくら替えについては、地域住民とのさまざまな座談会を通じて、「県の施設っていうのは、県会議員じゃないと難しい」と市議としての限界を感じることがあった反面、市議会では2人で会派がつくれるので、会派でやってみたかったかったとも。選挙での戦い方は市議選のときと変わらず、「地域を知ることもでき、自分の足で回りたい」と自転車で選挙戦を繰り広げる。
一方、大平氏が市議選で推薦する浅野氏は、加茂市立葵中学校の同級生で、ともに卓球部。浅野氏は「市民の暮らしをしっかりサポートして市民が安心して暮らせるような社会を実現してまいりたい」とした。
「限りある財源のなかで市民の望む福祉社会の実現、加茂市がもっている情報を十分に開示し、それを基に市民から必要な福祉を考えてもらって実現する」とし、三条市に設置された応急診療所に対応する加茂市の対応を問われると、「救急車も回さないような話をされてますんで、まず、その時点でちょっとおかしいのではないかと」と疑問を示した。
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握手する大平氏と浅野氏
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大平氏はこれまで加茂市のみらいをつくる会の代表を務めていたが、加えて新たに新潟県の未来を創る会を組織してこの代表にも就き、浅野氏は会員になっている。二人とも無所属での出馬で、県政と市政の舞台での二人三脚を目指す。両氏の略歴は次の通り。
■大平一貴氏
- 昭和47年12月26日 加茂市仲町生まれ
- 駿河台大学経済学部卒業
- 平成19年 加茂市議会議議員当選
- 平成19年 (株)エヌ・シィ・ティ(旧長岡ケーブルテレビ)取締役総務部長(平成22年6月退任)
■浅野一明氏
- 昭和47年11月1日生まれ
- 山形大学人文学部法学科卒業
- 行政書士、塾講師
- 加茂リーガルアシスト行政書士事務所代表
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