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12日の三条市は最高気温3.3度、朝方の強い雪で積雪は22センチに (2011.1.12)
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12日の三条市は、最高気温は3.3度にとどまる寒さで、朝方を中心に強く降った雪で積雪は22センチに達した。
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三条市五明で雪に埋まった消火栓を掘り起こす三条市消防本部職員
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三条市消防本部の午後4時までの毎正時の観測では、明け方までの最低気温は午前1時の−2.8度で、最高は3.3度は午後1時に記録。明け方から降り始めた雪は、通勤時間帯ころに強くなり、前日11日午後に17センチだった積雪は午前9時に5センチ増の22センチに達した。
三条市の市街地では、消雪パイプのない道路などで圧雪になっている場所も少なくない。この雪で消火栓が雪で隠れてしまったところもあり、三条市消防本部はこの日、毎月行っている消火栓の定期点検にあわせて、水利確保のための圧雪はぎを行った。
三条市内には、2,394カ所の消火栓と431カ所の防火水槽がある。消火栓は、積雪の多い下田地区と栄地区は道路脇に立つ赤い色をした地上式が主で、三条地区は路面にふたのある地下式が多い。
同本部は毎月、手分けをしてそれぞれの定期点検を行っている。雪が積もると消火栓の位置がわからなくなり、火災が起きてから消火栓を探したり、雪を掘り返したりでは手遅れになってしまうため、雪かきや圧雪はぎも行い、水利を確保している。
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金属探知で消火栓の金属製造
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この日は、南分遣署の職員3人が出動し、五明付近で作業した。道路脇に「消火栓」という赤色の標識が立つものの、白く雪が覆った路面を見ただけでは、消火栓があるとわからない。
消火栓の標識には「前方2メートル」とあり、その付近を金属探知器で探索。円盤型の部分で路面の上をなぞると「ピピピ」と鉄製の消火栓のふたに反応。厚さ5センチ余りの圧雪をつるはしで突き割り、固まった雪をシャベルで取り除いて茶色い消火栓のふたが現れるようにしていた。
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