NPO地域たすけあいネットワークがデイサービス食堂兼機能訓練室を改築を記念して1月29日に仏映画『オーシャンズ』上映会 (2011.1.19)

地域たすけあいネットワークが建物の一部リニューアルを記念して映画上映会を開き、上映する映画『オーシャンズ』のちらし

映画「オーシャンズ」サイト

ジャック･ペラン監督による、海の生物をテーマと壮大な映像で見せるドキュメンタリー映画。制作費70億円で、『アース』、『ディープ・ブルー』を超える史上最大のドキュメンタリープロジェクトとして話題を集めた。

ある少年の一言に始まった「海ってなに？」。そこは想像さえものみ込まれる道の世界。同作のために開発された世界初の各種テクノロジーに支えられ、全然未到の大迫力の映像をとらえることに成功した。

回転しながら波間を切り裂くハンドウイルカの大群、強大な吸引力でそこに存在するすべてを飲み込まんとするザトウクジラの捕食、しわくちゃの赤ちゃんを前足で抱くセイウチの愛情、スクリーンいっぱいに広がる5万匹のコシマガニの脱皮、凶暴なエネルギーを自在に操り船や港を襲う巨大な波、海底の暗闇のなかで太古の形状のままで躍動する海獣たちなど、日常とかけはなれた見たこともない映像に圧倒される。

女優の宮沢りえさんがナビゲーターとしてナレーションを担当。上映時間は100分、入場料は前売り500円、当日700円。1人100円で託児も行うので、希望する人は事前に申し込む。

地域たすけあいネットワークは、1999年の設立。介護が中心のたすけあい事業を行い、その後、介護保険制度事業、自立支援制度事業に取り組んできた。2003年に1942年建築の金物屋の建物を取得、改装して「かじまちの家」とし、翌年にデイサービス「かじまちの家」を開所した。

リニュールされたデイサービス食堂兼機能訓練室

しかし建築から70年近くたって老朽化が著しく、昨年、デイサーブス食堂兼機能訓練施設をリフォームした。リフォーム部分は約54平方メートル。通路が狭く、浴室やトイレへ移動するのが難しく動線にも無理があったが、加茂市出身の建築家、アーキスタジオ川口一級建築士事務所＝東京都港区南青山＝代表取締役の川口とし子さんが設計し、古い柱やはりを生かしたゆったりした使いやすいスペースに生まれ変わった。

このリフォームを記念して映画上映会を開くもの。これまで開設当初とかじまちの家を取得した年にも記念上映会を開いている。これまでは福祉や認知症をテーマにした映画だったが、今回は子どもからおとなまで大きなスクリーンの良さをたっぷり味わえる映画をと『オーシャンズ』を選択した。

同法人会員はもちろん、地域住民や一般市民にも広く鑑賞を呼びかけている。チケットは同法人のほか、三条市中央公民館をはじめ市内公民館、NPO三条おやこ劇場、エコロジーショップみずすまし、NPO三条、環境NPO良環で扱っている。問い合わせは地域たすけあいネットワーク（電話：0256-34-2448、ファクシミリ：0256-34-2950）へ。